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母親は強い
2017.05.03
こんにちは。黄金週間ですね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 ワイは明後日から福岡へ一泊二日の旅行に行ってきます。
 その前に読書状況をば。



・「ONE PIECE 85」尾田栄一郎
 マムに拘束されてしまったルフィとナミ。サンジ奪還に向け暗雲立ち込める中、政略結婚に隠された衝撃の真実が明らかに。追い詰められたサンジに募る思いは…。(あらすじ引用しました)
 前巻の感想でちょこっと触れたと思うんですが、サンジは実の母親からは紛れもない愛情を受けていたのだということが知れました。その理由がこの巻で明らかになります。それにしてもサンジのお父さん、いやもうクソ親父でいいかな。この人の考えることがえげつなさすぎます。自分の子供ですら戦争に勝つための道具にしようとは。サンジのお母さんと結婚する時は、まだどっかいいところが辛うじてあったのかな? 戦争に負けてから、このクソ親父は大事なものを全部捨てちまったんでしょうかね。
 そんなクソ親父はともかく、昔も何かと助けてくれた姉のレイジュによって、母が命懸けで守って生まれたのが自分だということをサンジは知ります。それと、爆弾つきのブレスレットがただのブレスレットにすり替えられていたことも。レイジュに「麦わら達と一緒に逃げなさい」と説得されますが、サンジの判断は、ルフィと再会したことで、やっとというか、ようやくというか、固まります。
 一方、マムによって罠にはめられたルフィとナミは、ジンベエによって助けられ、ばらばらになっていた仲間(チョッパー、ブルック、キャロット、ペドロ)と合流します。ここでまたしても結婚式に隠された陰謀が明らかになります。類は友を呼ぶな! と物凄く思いました。
 ただ、やっとサンジと再会したルフィは、鏡の中にいる仲間たちと連絡を取るのですが、ここでジンベエは思わぬ提案をします。敵になるかもしれない相手と手を組むというのもありだよなとわたしは思います。むしろ、今まで――いや、ドレスローザはちょっと違うか? ――自分達だけで敵を倒すというやり方だったので、ずーっとそれで通して来たのがすごいというかね。
 ともかく、やっとサンジがルフィ達と一緒にいられるようになってよかったです。いや、まだ帰ると決まったわけではないんですけどね。この巻で一番グッときたのは、ルフィとサンジがやっと再会して、「帰ろう」と言うルフィに、「帰れない」と三つの理由をあげたサンジに、「本心を言えよ!」と叫んだルフィです。おお……ルフィ……。その後に見せた笑顔も眩しかった。
 これからやっとマムと対決するわけですが、期待通りになってくれることを期待してます。



・「鍵屋甘味処改4 夏色子猫と和菓子乙女」梨沙
 今更淀川と裕雨子の関係が気になってしまうこずえ。折悪しくテストの時期になり、しばらく鍵屋への出入りを禁じられてしまう。そんなある日、こずえが通う高校で鍵が絡んだ事件が起きる。淀川の御蔭で事件が解決し、テストも終わり、鍵屋への出入りも解禁になった――のに、なぜか淀川がこずえに対してよそよそしい。そこへ、裕雨子を狙うストーカーが現れて…?(あらすじ引用しました)
 最初に正直にぶっちゃけます。このシリーズの3巻は読んでいません。すみません、あまぞんで3巻のレビューを見てみたら、あれ…と思うような評価でして…。でもこずえと淀川さんの関係がどうなったか気になる! ということで、邪道ですが、飛ばして読むことにしました。
 この話を見て、しつこい人は嫌われるという言葉を噛み締めました。いや…本当ですよ。
 最初の話に、こずえに写真部に入るように何度も頼む写真部の部長・古宮君が出てくるんですが、この古宮君がこずえを写真部に入らせるためにとんでもないことをしようとします。その現場に居合わせたこずえの友人に「最低!」と言われてしまいますが、わたしも読みながら「それは若気の至りじゃ済まないわあ」と、おばさんなことを思ってしまいました。まあ実際もうおばさんなんですがねハハハ。
 同時に、プールで鍵が締められるという出来事もありまして、このいたずらがちょっと笑えないところまで進むのですが、これをやったのもこずえのクラスメイトの男子だということが最後にわかります。その理由が、好きな女の子が困っているのを助けたかったというものなんですが…助け方にしたって、何も警察が呼ばれるようなことを起こすことはないでしょうよと思ってしまいました。ワイだったらこういう相手は考えてしまいますね。この男子の好きな相手というのがこずえの友人なんですが、この子にはとっくに彼氏がいるのでふられてしまいます。自業自得ですねえ。
 二つ目の話では、裕雨子のストーカーが現れますが、この話で、淀川さんが高校生の時に告白された女の子が自殺未遂を起こしたことが知れます。その出来事がきっかけで、淀川さんが告白してきた女の子ととりあえず付き合うようになったということも。うう、それはトラウマになってしまうなあ。その出来事を知っているから、裕雨子は、自分の告白を本気にされなくても、淀川さんとは友人のままでいることを選んだということもわかります。ついでにというか、淀川さんの弟・多喜次がそんな裕雨子を好きだということも。この多喜次くんかわいいわあ。
 最後の話では、里帰りしたこずえが両親の残したものから、両親の思いを知るという内容になっています。よかったねこずえ。淀川さんのうろたえぶりもよかったです。



・「鍵屋甘味処改5 野良猫少女の卒業」梨沙
 テストに文化祭、修学旅行と高校生らしい行事を終え、鍵屋へ顔を出したこずえ。裕雨子との関係は気になるものの、久々に淀川と会えて嬉しい。和菓子屋から来た客へお茶を出し、ときどきは淀川の助手として駆り出される――平凡な日々が続くかと思いきや、淀川の元カノが現れる。過去に苦しむ淀川、そんな彼を見守るこずえは…?(あらすじ引用しました)
 ひとつめのお話は、開けられない金庫を開けて欲しいという依頼を受け、やっとのことでその金庫を開ける内容になっています。この話に出てきた画家の女の人がかわいい人でして。いやあ、こずえと淀川との初対面の場面はよかった。詳しくは本作をお読みください。
 ふたつめのお話は、淀川の元カノ、つまり淀川に振られて自殺未遂をやらかした人が出てきます。この文塚さんは何かと淀川さんに細々と依頼をするのですが、その理由は婚約者である糸端さんにあったという。それは文塚さんじゃなくても、疑いたくなるなと思いました。最後はなんとか収まります。
 ただ、このふたつめのお話で、淀川さんは裕雨子からの告白が本当だったのかと気付いて精神的にダメージを受けます。多喜次くんが「グラグラしてる」と言うくらいですからね。でもこれで、裕雨子も多喜次君も次に進めるきっかけになったんでしょうね。
 最後の話では、淀川さんのご両親が出てきます。最初はお母さんの方が淀川さんの店に来るのですが、多喜次君の登場で、淀川さんと多喜次君のお母さんだと知ったこずえは慌てます。それはそうだよな。で、そんなこずえに、淀川さんのお母さんは「お父さんと息子を仲直りさせたい」と協力を依頼します。なんだかんだで多喜次君も巻き込まれます。母親は強いのう。
 こずえの奮闘もあって、淀川さんのお父さんは淀川さんの仕事を認めてやらないでもないという感じに落ち着きます。男の人って素直じゃないのかなあ。
 最後はお決まりのハッピーエンドになりましたが、バッドエンドよりはこっちの方がやっぱり好きなのでよかったです。可愛いお話でした。



 「G線上のあなたと私」、現在出ている3巻まで読みました。結婚寸前まで準備も進めていたのに、急に彼氏に振られてしまった人がバイオリンを習い始めるというお話です。習い事で会ったふたりの生徒たちと交流しながら、あれこれ考えたり行動したり。
 いやあよかった。特に二巻の理人くんと飲みにいった後で、バイオリンを店に忘れた理人くんが戻ってきた途端に「今日かわいいから」と言われて固まってしまったところとか。いいね青春ですな。
 他にも連載されているので、単行本が出るペースは遅めのようですが、続きが気になるので出たら買います。早く出ないだろうか。

 

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 「ダイの大冒険」、最近ゲームのCMでクロコダインやバランが出ていたので、懐かしいな~と思ってポチしました。タイトルどおり、ポップがかっこ悪くてかっこよかったです。読み終わった後、ダイが帰ってきたときの話とかも、番外編とかで読みたかったなと思いました。
 ゲームでありそうなストーリーですが、敵キャラもなかなか魅力的です。特にハドラーとその親衛騎団のひとりであるシグマ。このシグマとポップの戦いが個人的に一番印象に残るものでした。シグマ…しびれるやつよ…。
 絵もきれいなので、おすすめです。

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本日、「鬼と鬼」第一話をあっぷしました。
 すみませんすみません、本当は「ドラゴン・レディ」の一話を書いてから書こうと思ったのですが、どうも書く気力がなかなかわいてこないのと、こちらの「鬼と鬼」でどうしても書きたい! というシーンがあったので…書くことのブランクがあるのはちょっと嫌なので、こちらを書いてみました。
 更新履歴にもあったように、どのくらいの長さになるかはわかりません。さすがに「月光謳歌」や「ASC」みたいに長くはならないかなと思うんですが、短編でおさまるかどうかも。
 実はこの話は、「ONE PIECE」で今やっているビッグ・マム編からインスピレーションを受けました。ビッグ・マムみたいな相手がいたら、どんな人だったらこてんぱんにできるかなあといろいろ考えていたら、神様に愛された人だったらどうだろうと降って来ました。ふつう(といえるかどうかわかりませんが)の神様じゃなくて、人間にとっては贈り物どころかのしをつけてつき返したいような愛情を贈ってしまうような神様だったら――と、話が進んだわけです。
 気になりましたら、しばらくお付き合いいただければ幸いです。

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先日にも書きました、買った本の読書状況です。まだ全部読んでいませんが、その中で読んだものをば。



・「宝石商リチャード氏の謎鑑定 導きのラピスラズリ」辻村七子
 銀座の店「エトランジェ」を閉め、正義の前から姿を消してしまったリチャード。新たな店主として現れたリチャードの師匠、シャウルから情報を得た正義はイギリスへと向かう。リチャードの秘密の原因となった何かがある国へ。旅の途上、リチャードの親族と名乗る男ジェフリーが正義に近づいてきて? 美しき宝石商を苦しめる過去の因縁と、「正義の味方」の決断は?(あらすじ引用しました)
 待っていた続刊です。前巻の終わり方が終わり方だったので、リチャードどうなるの、正義くんもどうなるんだろうと気になっていました。
 この巻では、あらすじからわかるように、リチャードが今まで家族から離れていた理由が明らかになります。同時に、リチャードの家族の事情を知った正義君の決意も語られます。
 読んだ後にじんわりきたのと、できれば読んでこの面白さと感動を味わっていただきたいと思うので、あんまり詳しく話したくないというのが正直なところです。
 話せるところといえば、この話でやっとというかようやくというか、リチャードの師匠が出てくることでしょうか。この師匠、あのリチャードを鍛えただけ合って、ただものじゃないです(笑)。この師匠は、リチャードの居場所を知りたいという正義にある質問を投げかけて、正義は想い人である谷本さんの力も借りて、見事それに答えて見せます。
 師匠の質問の答えを見つけるまでの間に、ある人物と接触したことで、リチャードの行き先を知った正義は、師匠の太鼓判をもらったこともあって、リチャードが行ったところへ飛び込みます。
 そこで知るリチャードの家族とそれに絡む事情もさぞドロドロしたものなんだろうなあ、と思っていたんですが、リチャードを指定した相続遺産の中身が、誰もが予想だにしなかったものと明らかになったところから、見事にひっくり返ります。読みながらつくづく思ったんですが、裏手に出るという言葉はこういうことを言うのでしょうね…。 
 個人的に笑えたのは、正義の「じゃあもう愛でいいです。俺はあいつを愛してるので」といった場面ですね。リチャードの師匠が「ブラーヴォ」と賞賛を送りたくなるのもわかります。正義くんはいい子だなあ。
 ただ、最後にはなんとかおさまったので、よかったです。でも心配なことがひとつ。きれいな終わり方になっているので、このシリーズはもうおしまいなんでしょうか。正義くんと谷本さんの行方も気になるので、もうちょっとだけでも続いてほしい。



・「キネマ探偵カレイドミステリー」斜線堂有紀
 「休学中の秀才・嗄井戸高久を大学に連れ戻せ」。留年の危機に瀕するダメ学生・奈緒崎は、教授から救済措置として提示された難題に挑んでいた。しかし、カフェと劇場と居酒屋の聖地・下北沢の自宅にひきこもり、映画鑑賞に没頭する彼の前に為すすべもなく…。そんななか起こった映画館『パラダイス座』をめぐる火事騒動と完璧なアリバイを持つ容疑者…。ところが、嗄井戸は家から一歩たりとも出ることなく、圧倒的な映画知識でそれを崩してみせ――。(あらすじ引用しました)
 あらすじからしてそそられたのですが、あらすじが面白そうでも、話のほうは…ということはけっこうあるので、出てからもしばらく手が出せませんでした。中野さんの本を買うついでに見てみたら、評判がよかったのでぽち。
 最初の話からぐいぐいと引き込まれました。映画はわたしもそんなに見るほうではないのですが、知っている映画もいくつか出てきたので、作者さんと同様に映画好きの方ならより楽しめると思います。
 話の中で起こる事件も、映画をよく知っている人じゃないと確かにわからないだろうなあという種明かしがありまして、この作者さんだからこそかけたんだなと思いました。最初の事件で明かされたフィルムも、そういうフィルムが合ったとは知りませんでしたし。
 ただひとつ、難をいえば、嗄井戸《かれいど》が引きこもりになった原因というか理由でしょうか。これも最後の話で明かされるのですが、もうちょっとなんとかならんかったのだろうかというくらい、えぐい理由でした…。いや、外に出られなくなるくらいなんだから、よほどの理由でないと無理だったのかもしれませんが、うーん…。
 最後の話で起こる事件も、映画好きもここまで極まると恐ろしいなと思うものでした。切り裂きジャック事件を思い出してみればわかりますが、あれは映画化されたこともある実話で、自分も映画化するくらいのことをと暴走してしまう人が出てきます。この人の思考回路はたぶん誰にもわからないと思うんだ…。
 でも奈央崎と嗄井戸のかけあいは面白かったので、この作者の本がまた出たら買おうと思います。次はあんまり気が滅入るような要素がない話だといいなあ。



・「中野京子と読み解く運命の絵」中野京子
 とめられぬ恋、終わらぬ戦い、狂気の先には!?画家の人生を変えた一枚、運命の瞬間を留めた名画――。英雄の葛藤、恍惚のとき、流転の始まり…。描いた者、観る者の心を揺さぶるドラマに迫る。(説明文引用しました)
 「怖い絵」で有名になった中野さんの新刊です。いえーい。
 この本では、中野さんのほかの本と比べると、あんまり怖そうな絵はなく、不思議な絵が多かったです。あくまでわたしの印象ですけれども。
 最初の「差し下ろされた親指」(ジェローム)の絵を見て、すぐに「ONE PIECE」のドレスローザ編に出ていたコロシアムを連想しました。あの話はこの絵から思いついたんだろうかと、読みながら思いました。尾田さんもいろんなところから話のヒントを得ているんでしょうね。
 毎度のことですが、どの絵にも歴史的背景や神話がちりばめられており、知識がなければ楽しめないようになっていて、中野さんはそれをひとつずつ丁寧に解釈してくれます。この知識の豊富さはただものじゃない…(ゴクリ)。中には、実話を基にして描かれた絵もあって、これ本当にあったことなのかと驚くだけでなく、それが政治的にも利用されたこともあるという説明にもっと驚きました。
 個人的に印象に残ったのは、「ヒュラスとニンフ」でしょうか。ヒュラスというのはヘラクレスの息子の名前で、ヘラクレスがある冒険に出たときに、彼も同行していたんですが、ある島に水を求めて上陸したときに、ヒュラスは消えてしまいます。ヘラクレスは必死で彼を探すんですが、結局どこを探しても見つからず、この親子は表舞台から姿を消します。
 ヒュラスはどうなったのか。中野さんの言葉を借りると、「それを描いたのが、本作なのだ」。ここではヒュラスが複数の美しいニンフに囲まれて、まさに今、水の中に引きずり込まれる寸前を切り取った絵が描かれています。
 どうしてヒュラスはニンフに引きずり込まれたのか、そこに隠された深層的心理も説明されていて、改めて絵の世界は奥深いと思いました。

 以下、拍手返事です。

>酒樂様
 エイプリルフール、楽しんでいただけたようでよかったです。笑っていただけたようで(笑)。
 読書状況、早速上げてみました。こちらも参考になれば幸いです。壇蜜さんの本は、以前にも「どうしよう」や「壇蜜日記」も読んでいて、その感想も上げていますので、よかったら。
 ではまた遊びに来てください。

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こんにちは。今日は何の日でしょうか。四月一日、エイプリルフールです。
 当サイトの四月馬鹿はいかがだったでしょうか。ちょっとネタ切れになってきたかなーと思ったので、去年までとはちょっと違う趣になったかもしれません。一瞬でも楽しんでいただければ幸いです。

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