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ボーダー!
2011.12.03
 サイトトップにも書きましたが、こちらでも。先月、アルファポリス様で開催されていた青春小説大賞が終わりました。投票して下さった方々、有り難うございました。
 ところで最近、「リンネル」というナチュラルファッションの雑誌を読み始めたのですが、先月に出たNo.14の34ページに載っていたボーダー柄のワンピースを見て、一目惚れしました。わたしの好きな通販のお店(サニークラウズというお店です)で売られているので、次月に注文しようと思っているのですが、ちょっと特殊なシステムで、どの柄が来るかどうか分からないのですよね(柄や色は選べないのです)。ですから、雑誌に載っていた柄が来るかは分からないし、来ないかもしれません。でも欲しい。どうかボーダー柄が来ますように(念を送ってみる)。来てぇ!



 まあ、わたしのそんな近況はともかく、読書状況いきます。
 


 
・「ONE PIECE 64」尾田栄一郎
 回想が終わり、いよいよ新魚人海賊団と麦わら一行がぶつかります。
 それにしても、新魚人海賊団の面々もそうですが、その頭の人間に対する憎悪がすごいです。魚人と人間には溝があるということが回想で知れるのですが、それにしたってどうしてここまで憎むのかと思うくらい。次の巻で明かされると思いますが、うーん、ああいうのがいたら即座にダッシュで逃げたくなりますね。
 もうひとつ、麦わら一行と新魚人海賊団が戦闘を開始するのですが、それまでの回想がシリアスなのとうってかわって、何と言うか、温度が違います。昔はもうちょっとまじめに戦っていたような……。強くなったからその分余裕が出てきたからなのかな。
 でもこれから緊迫しそうなので、その辺も次巻に期待します。


 
・「蛍火の杜へ」緑川ゆき
 タイトル作品を含めて他に「体温のかけら」「星も見えない」という作品が収録されています。「夏目友人帳」を描かれている人の短編集で、どんなお話なのだろうと興味を持って買いました。
 読んだ後、この人は切ない気持ちを描くのがうまいなと思いました。というか、うますぎです。「体温のかけら」は、ずっと幼馴染だった男子高生と女子高生のお話で、男子の方に彼女ができたと聞いて、彼をずっと好きだった幼馴染の女子は焦って、何とかこちらを振り向かせようと頑張るのですが、いやー、二人とももう切ないです。
 「蛍火の杜」は「夏目友人帳」に少し似てます。小さな女の子が夏休みに親戚の家に遊びに行って、その地にある森で迷子になって、そこで人間の青年のように見える不思議な存在と出会います。彼との交流が描かれるのですが、次第に変化していく気持ちも見事に描かれていて、感嘆しました。もうひとつの「星も見えない」も秀逸だと思います。
 切ない、でも温かな作品をお求めの方にはおすすめです。


 
・「謎解きはディナーの後で 2」東川篤哉
 以前にも紹介した「謎解きはディナーの後で」の続刊です。まさか続きが出るとは思わなかったので、嬉しい限りです。早速買いました。
 この巻もお嬢様と執事の漫才みたいなやりとりと笑いどころが満載です。特に執事の毒舌。あれはもうずっと続くに違いありません。是非そのまま磨いていただきたいです。
 最初に読んだ時は、ふーん、だったのですが、読み返してみるとなるほど、と納得できるお話や推理で、更に読み返すとじわじわとくるというか……読めば読むほど味が出てくる作品はそう滅多にないですね。
 殺人事件が起こってはそれを解決するというミステリーですが、悲壮感や泥沼感はあまりなく、どちらかというとコミカル要素が強いので、悲壮感などが苦手な方にもさらっと読めます。
 ドラマの方も見ているのですが、こちらは原作に忠実というわけではなく、ドラマならではの味付けがされています。わたしとしては原作そのままのコミカルな雰囲気のままに表現してほしかったです。観た後にちょっとしょんぼりした気持ちになるので……。
 


・「祝もものき事務所 2」茅田砂胡
 こちらも以前紹介したものの続きです。まさか続きが以下略。
 通りすがりに偶然助けた(かもしれない)相手の無事が知りたい――なんだか奇妙なその依頼を百之喜〈もものき〉は軽い気持ちで引き受けた。だが、安否を確認するだけのはずが、なぜか複雑怪奇な展開に? やる気のない所長のシリーズ第二弾。(あらすじ引用しました)
 最初の一巻でも思ったのですが、なんだか親戚やら何やらの関係がややこしいです。この巻も例外ではなく、事件に関わる人達の親戚の関係がややこしくて、読みながら「この人誰?」と首を捻ってました。まあ、そこら辺は理解できなくても話の流れは噛み砕いて理解できるのですが、もうちょっと分かり易いといいなと思いました。
 この話も結構悪巧みをする人が出てきて、その人達のどす黒さがもう、読んでいて、うわあ、となります。特に仁礼崎氏。ああいう男には絶対近付きたくないですね。最後は勧善懲悪的な終わりでほっとできました。
 もしまた続きが出るとしたら、もうちょっと分かり易くするか、親戚などの相関図をつけて頂きたいです。
 


・「大江戸妖怪かわら版 1」香月日輪
 「地獄堂霊界通信」シリーズなどを書かれた人の新作です。
 三つ目や化け狐たちが平和に暮らす、おだやかな魔都「大江戸」。かわら版屋の少年・雀は、この町に住むたった一人の人間だ。面白話を求めて奔り回る雀のところに「人間を拾った」との一報が。おかっぱ頭の童女が、人間の住む異界から落ちてきたというのだ。朗らかな妖怪たちの姿を鮮やかに描いた、優しい人情噺。(あらすじ引用しました)
 この話は、ちょっと独特な言い回しがたまに出てくるので、読んでいて「?」となりますが、最後の数ページに説明があるので、分からなかったらそちらを読めば大丈夫です。
 人情話といえば人情話なのですが、うーん、ちょっと人情話を意識し過ぎているようなところがある気がします。シリーズなので次も出るそうですが、うーん、買うかどうか……。たぶん買わないかな……。
 どちらかというと、地獄堂シリーズの方がわたしは好みです。


 
・「0能者ミナト」葉山透
 科学が隆盛を極める現代。だが、その片隅にひっそりと息づく異形のものたちがいた。存在を知る一部の者達は、それを「怪異」と呼んだ。当然、怪異を相手にする生業もある。修験者、法力僧、呼ばれ方は様々だが、その中でひわ変わった青年がいた。九条湊――どこか斜に構えた癖のある青年だが、彼が同業者から疎まれているのはそこではない。霊力、法力、神通力、彼はそんな力を一切持っていない。それにもかかわらず怪異を倒すという。その手腕は驚くべきものだった。(あらすじ引用しました)
 この作者の作品は以前にも「9S(ナインエス)」という話を読んだことがあるのですが、合わないなーと思って、二巻までで止めました。この本のことは知っていましたが、内容に興味をそそられたものの、合わないだろうなーと今まで手に取りませんでした。でも結局内容が気になって手に取ったという。
 読んで、やっぱり合わないなと思いました。これはあくまでもわたしの個人的な感想なので、お気を悪くされたらすみません。
 この本には二話おさめられていて、メインとなる登場人物が揃う最初の一話では、封印されていた化け物が何も知らない者達の手によって復活し、その化け物を退治するようにという依頼が湊のもとに舞い込み、それを受けた彼は意外な方法で化け物を退治するという内容になっています。
 話も登場人物も魅力的だとは思うのですが、人がばたばたと死んでいく場面もありますし、歪んだ人物も結構出てきます。何より合わないなと思ったのは、なんというか、作者の価値観ならぬ生命観というのでしょうか、そういうものがちょっと……。特に、一話で巫女が犠牲になることが決められる場面があるのですが、そこに出てくる「仕方がないのだ」という一文に、作者の生命観が透けて見えるような気がします。
 シリーズものですが、これももう買わないと思います。


 
・「ビブリア古書堂の事件手帖 2 ~栞子さんと謎めく日常~」三上延
 鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。その美しい女店主が帰って来た。だが、入院以前とは勝手が違うよう。店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在に、戸惑いつつも密かに目を細めるのだった。変わらないことも一つある――それは持ち主の秘密を抱えて持ち込まれる本。まるで吸い寄せられるかのように舞い込んでくる古書には、人の秘密、そして想いがこもっている。青年と共に彼女はそれをある時は鋭く、ある時は優しく紐解いていき――。(あらすじ引用しました)
 これも以前に紹介したものの続きです。この作品も含め、個人的に続きが出て欲しいなと思うものの続きが結構出ているので、うはうはです。うっはー。
 この巻では、最初の一話は一巻と同様に、古書堂の店主とその店員が、一巻で知り合った女子高生が持ち込んだ相談に乗って、その解決に導くという話ですが、あとに続く話では、店主と店員の意外な過去が、客が持ち込んできた本を通じて明らかになります。特に最後の話に出てきた、店主の母親の意外な性格と意外な過去には、えっ、となりました。そんな性格だったの? と。
 最後の辺りで店主が店員に母親のことを話すところで、これまた驚きの言葉を口にする場面があって、いやいや、そうならないと思うよと思いました。
 店主の母親はどうしてあんなことをしたのか、その理由を知ったら店主はどうするのか、物凄く気になるので、次巻が待ち遠しいです。なるべく早めに出ていただきたい。

 

・「モダンタイムス 上・下」伊坂幸太郎
 恐妻家のシステムエンジニア・渡辺拓海が請け負った仕事は出会い系サイトの仕様変更だった。けれどもそのプログラムには不明な点が多く、発注元すら分からない。そんな中、プロジェクトメンバーの上司や同僚の元を次々に不幸が襲う。彼らは皆、ある複数のキーワードを同時に検索していたのだった。(上巻のあらすじを引用しました)
 やっと文庫化されたので早速買いました。
 伊坂氏の作品はどれにも共通するのですが、この作品にも沢山の伏線が張られていて、あらこんなところで、と思うところで回収されます。わたしにはできないので、その手腕には感嘆します。ただ、このお話は結構暴力表現やえぐい表現があるので、そういうのが苦手な方はあまりお勧めできません。
 この本では過去にあったある事件を元に書かれていて、ひょんなことでその事件が発端になっていると知った主人公やその知人が、その事件の真相や関係者を追います。ただ、この話だけは、勧善懲悪的な要素はありますが、ちょっと意外な結末を迎えます。なので、その点はいつもの井坂作品とは趣が異なっていると思います。
 上下巻あるので、読み応えがあるので、えぐい表現があっても平気な人でしたらおすすめかと。
 
 「ゴーストハント」シリーズも最後の二巻を読んだのですが、割と長くなったので、次回に持ち越します。
 ちなみに村山由香さんの新作「放蕩記」も気になっているのですが、分厚い単行本なので、文庫になるまで待とうか考え中です。図書館に出たら借りようか……。

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