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 本格的に寒くなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 我が家では、寒いので、朝食時に電気ストーブをつけているのですが、猫も寒いようで、電気ストーブの前に陣取っております。他の猫もその場所を狙っていて、「その場所寄越せやコラァ!」と言わんばかりに猫パンチの応酬を始めます。こらこら君達、仲良くしなさい――とはもう言うだけ無駄なので言わないですが、喧嘩するなら外でやって欲しいと思います。
 そんな日々を送っております。
 
 では以下、読書状況です。


 
・「ONE PIECE 68」尾田栄一郎
 ローの提案に乗り、「海賊同盟」を結ぶことになったルフィ。超強力タッグで、シーザーに対抗する。混乱に陥れるため、シーザー誘拐を企てるローだが、思わぬ事態が起き――。(あらすじ引用しました)
 ローがルフィと同盟を組んで何やら企んでいるようですが、その前に、ルフィとその仲間の言動のあれこれに疑問符を浮かべたり戸惑ったりしている様子が何とも言えませんでした。うん、慣れていないとそうだろうな……。戦力的にはとても頼もしいからその点では同盟相手としては不足ないでしょうけども。
 しかし、読んでいてシーザーの非道さに気が沈みました。ナミがシーザーによって誘拐された子供達を救おうとしていて、ルフィ達もそうしようとするんですが、それをシーザーが許すわけもなく、一度は外に出られた子供達はまた研究所に連れ戻されてしまいます。その時に一人だけ、正気に戻った子がいて、扉を叩きながら「助けて」と泣き叫ぶのですが、これがとても悲痛で。子供達だけでなく、シーザーに救われたと思っている人達もまさかな目に遭ってしまうので、シーザーの非道さがいかほどのものかが嫌でも窺えます。
 侍のばらばらになった身体を戻すために別行動していたゾロ達もやっとルフィ達と合流したので、これから彼らの暴れる様が見られるでしょうが、なんというか、もうちょっと緊張感があって欲しいと切実に思います。


 
・「暗殺教室 1」松井優征
 号令と共に教室を満たす銃声。椚が丘《くぬぎがおか》中学校三年E組は生徒全員が先生の命を狙う暗殺教室。教師と生徒、標的と暗殺者の異常な日常が始まる――。(あらすじ引用しました)
 「魔人探偵脳噛ネウロ」を描かれた作者の新刊です。インパクトのあるタイトルもそうですが、内容もちょっと意外なもので、よく編集が連載を許可したなあ、と感心します。今時は暴力表現とか、いろいろ気を遣うところもあるでしょうから、世の中に送り出すことにはかなりの葛藤があったと思うんですが、でもそれだけの価値はあるとわたしは思います。むしろ、よくやったジャンプ! ありがとうジャンプ! とエールを送りたいです。
 椚が丘中学校三年E組の生徒である渚達は、三年生の始め、二つの事件に同時に遭います。ひとつは月が爆発して七割方蒸発したため、もう一生三日月しか見られなくなったこと。もうひとつは、月を爆発させた犯人である、触手を持つ怪物が三年E組の担任としてやってきたこと。防衛省から一人の男性――烏間《からすま》もやってきて、彼から三年E組の生徒達全員に、怪物を殺して欲しいという依頼をします。なんせ、怪物は一年後には月を破壊したように、地球も破壊するといいますから、そうなる前にと考えるのは当たり前ですね。報酬は百億円ということもあって、生徒達の方も依頼を受けることになります。
 怪物は生徒から「殺せんせー」と名前(あだ名?)をつけられて、こう呼ばれるようになるので、ここでもそう呼ぶことにします。「ネウロ」でもそうですが、殺せんせーといい、主人公が人外なところとか、「ネウロ」に共通しているところが結構あるなあと思いました。カルマ君のお話でよく分かると思います。
 カルマ君のお話は、「ネウロ」の最初の辺りに出ていたアヤ・エイジアの話にちょっと似ているなと思いました。この二つは別の話なんですが、何かしらの事件があって、それがきっかけで主人公と会って、主人公達と関わることで、いい意味で吹っ切れるようになるのが共通しているなと。
 ジャンプでは結構先に進んでいるのですが、そちらでは殺せんせーが昔は普通に人間だったのか? というように仄めかされているところがあって、これにはおおう!? と食いついてしまいました。恋もしていたというし、かなり気になる……! 殺せんせーは結構好きなので、できれば死んでほしくないと思いますが、そうなると地球が、となるし……ううう、気になる……。
 最後に一言だけ。カルマ君のエプロン姿が滅茶苦茶可愛かった!


 
・「首《おびと》の姫と首なし騎士 華麗なる背信者」睦月けい
 末姫シャーロットに、新たな受難が。なんと豪商エルマー家が、息子セシルとの結婚を迫ってきたのだ。それはシャーロットが、国を支える豪商がひた隠す恐ろしい裏の顔を知ってしまったため。妹を溺愛する長兄レイフォードは“愛人二十人”と浮名を流すセシルとの結婚に断固反対、次兄クローヴィスの動きは怪しく、護衛騎士のアルベルトはかつてない殺気を放つ。その時、シャーロットは?(あらすじ引用しました)
 読んでいて、歴史は繰り返されるのかなあ、と思いました。この巻でエルマー家の狙いは何なのかがやっと明らかになりますが、それはシャーロット達の住む国の嘗ての姿を戻すことに他ならなく、やっぱり権力に狂った人ってタチが悪いなあ、とつくづく思いました。そのために王家であるはずのシャーロット達にも強硬姿勢で迫るんですから、皮が厚いというかなんというか……。パトリック少年が怯えるくらい、アルベルトが殺気を出すのも無理ないわー……。
 しかし、シャーロットの祖父が精魂を注いでつくり上げた国をみすみす渡すほどシャーロットも甘くないでしょうし、彼女を溺愛しているレイフォードも黙って許すわけがないですし、アルベルトも我慢できるわけがないですし、まあそううまく事が運ぶわけがない。さて、エルマー家はどんなしっぺ返しを食らうのかと、それが一番楽し気になります。


 
・「モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵」西澤保彦
 学校関係者が連続死。新任講師・住吉ミツヲは混沌とする記憶を抱えたまま事件に巻き込まれていく。彼は同僚の妻を殺してしまったらしいのだが……。封じられた記憶の鍵を握るのは魔性の女性事務員なのか? 交錯する時間軸と人間関係に惑うミツヲを救うため、愛くるしい女子高生、ド派手な女大富豪、腕貫着用の公務員――三人の個性は探偵が集結。幻惑の舞台が開園する。(あらすじ引用しました)
 腕貫探偵シリーズの新刊ということで早速ポチしました。これまでのシリーズは短編だったんですが、このお話は珍しく長編という形になっています。
 いつものように腕貫探偵の冴えた推理が読めるのかと期待して読んだんですが……うーん。腕貫探偵は、出てくるには出てくるんですが、合間合間に出てくるので、そんなに出てはこなかったです。プロローグ以降の話は全て住吉ミツヲの視点で進められるからかもしれませんが、短編でも事件に関わった人の視点で勧められるので、これはあまり変わらないのかな。
 正直に言いましょう、あまり面白くはなかったです。大きい要因としては、かなりドロドロした人間関係があちこちと盛りだくさんだからです。ミツヲ自身も、母親とあんなことしたりしてますし、彼の関わった事件でも、幾つもの泥沼関係があって、それが原因で事件が起こってしまいます。事件そのものは至極単純なもので、この話は事件よりはミツヲの心を治療する方に重きを置いているように思います。
 わたしとしては、住吉ミツヲを始め、登場人物の誰にもあまり共感はできませんでした……。ちょっとこんなにドロドロはいらなかった……。口直しにスカッとするお話を読みたいと思ったくらいです。
 次はもうちょっとドロドロが控えめなお話でお願いしたいです。


 
・「名画と読むイエス・キリストの物語」中野京子
 「怖い絵」シリーズなどでおなじみの中野京子さんの新作です。早速買いました。
 タイトル通り、聖書の内容、つまりイエス・キリストの生涯を、名画を取り上げながら、かつ、イエス・キリストに関わった人達の心情も、作者なりの解釈を交えながら書かれています。たとえば、ユダの裏切りはとても有名ですが、ユダがどうして裏切ろうと思ったのか、作者なりにこうではないかということが書かれてあって、成る程と思いました。
 この本は、表紙の裏に書かれてある通り、「イエス・キリストの生涯を知った上で、西洋名画を楽しみたい――そう願う人のための、これは手引書」です。

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