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 わたし個人のノートパソコンのキーボードに被せているカバーがちょっと汚くなってきたので、そろそろ買い換えようとヤ●ダに行ってきました。新しいカバーはどんなパソコンのキーボードにもフィットするというもので、これは確かに便利ですね。ただ、使い勝手が前のカバーとは少し違うので、慣れるまでに時間がかかりそうです。
 あと、最近よく思うことが一つあります。冷え込みがひどい日が続いたので、仕事の時に作業着の下にはける暖かいパンツが欲しいなと切実に思っているのですが、そういう商品が中々ないのですよね……。楽●でも探してみたのですが、試しに買ってみたものは、伸縮性に疑問がありましたし。贔屓にしているお店(フ●リシモです)には裏ボアデニムと裏フリースのパンツがあるので、次月にそちらを注文しましたが、暫く待たないと届かないという。うう、来年にはもうちょっと(というかもっと)裏ボアのパンツとか裏フリースのパンツを作ってくれるところが増えてくれることをサンタさんに頼むことにします。
 
 そんな個人的事情はともかく、読書状況です。
 


・「真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生」大沼紀子
 夜が深まる頃、暗闇に温かい灯りをともすように「真夜中のパン屋さん」はオープンする。今回のお客様は希実につきまとう、少々変わった転校生。彼が企む“計画”によりパン屋の面々は、またもや事件に巻き込まれていく。重く切なく、でも優しい、大人気シリーズ第3弾。(あらすじ引用しました)
 この作品は人気になったからか、珍しいことに、行きつけの書店にも山積みになって売られていました。ヤッホォ。
 この話でもパン屋さんの面々は相変わらずですが、弘基と暮林と希実の関係は以前より縮まっていて、希実が転校生を店に連れて来た時にはすわ彼氏かと息まいたり、希実が制服を血まみれにして病院に行った時には大丈夫か? と恐る恐る気遣ったり、微笑ましい場面があちこちにありました。
 希実の学校にやってきた転校生がパン屋に来たことから話は動き出します。初めは2巻に出てきたこだまという子供の母親にある異変が起きたというところから始まり、それが終わったかと思いきや、思わぬ事件に発展していくという風に進められていきます。このお話の最大のキーワードは親子でしょうか。1、2巻でもそうだったんですけど、2巻では母親と子供の関係に焦点が当てられていたんですが、この巻では父親と子供の関係に焦点が当てられているように思われました。
 また、希実について、美和子に関することでひとつの問題が浮き上がり、そのことを知った暮林はそれを自分の胸の中だけにしまうことにします。そして最後は希実の母親が現れるところで終わるのですが、希実と彼女の母親の間に何があったのか、すごく気になります。絶対に愉快なことじゃないだろうとは思うのですが……うう。
 あ、パン屋の常連には自他共にストーカーと認識されている斑目氏もいて、この人も相変わらずなのですが、わたしがこの話で一番印象に残ったのは、この斑目氏が出張から帰って来て、パン屋で希実と、「ありがとうね、斑目氏。斑目氏がいなくて、お店もさびしかったよ……」とやりとりする場面でした。お約束だけど、希実さん、相手をうまく乗せる処世術をしっかり身につけてきましたね!
 すごくシリアスですが、読み応えがあるのでお勧めです。
 


・「SOSの猿」伊坂幸太郎
 三百億円の損害を出した株のご発注事件を調べる男と、引きこもりを悪魔祓いで治そうとする男。奮闘する二人の間を孫悟空が自在に飛び回り、問いを投げかける。「本当に悪いのは誰?」はてさて、答えを知るのは猿か悪魔か? そもそも答えは存在するか? 面白くて考えさせられる、伊坂エンターテインメントの集大成!(あらすじ引用しました)
 いやー……これはちょっと……なんて言ったらいいのか、人に説明するのにちょっと困りますね。読んでみたら分かるんだけど、どんなお話なのかを説明するのがちょっと難しい。でもこれだけは言えます。きっと伊坂氏以外の誰にも書けない、本当に、他にはない小説です。
 あとがきで、作者自身がエクソシストと孫悟空をテーマにして書いたものだと仰っていましたが、なるほどこういう風に結びつけるのかと読みながら思いました。エクソシストと孫悟空――どう考えても接点のなさそうな二つですが、この二つを伊坂氏は見事に結びつけました。
 この話は、副業みたいにして悪魔祓いをしている男の人の視点の話と、猿、つまり孫悟空が語る話のふたつが並行して進められます。伊坂作品に共通する勧善懲悪の要素がしっかりこの話にも盛り込まれているので、その点は安心して読めると思います。勧善懲悪がないと、後味が悪いというかね……。
 それともうひとつ、最後の方にある解説で、伊坂氏が文庫化にあたってかなりの推敲を行ったとあって、以前に伊坂氏の「オー! ファーザー」を単行本で買ったので、これは是非文庫も買わなければと思いました。どこが推敲されたのかを比べながら読むのも読書の醍醐味だと思います。
 


・「祝もものき事務所 3」茅田砂胡
 あの無能で怠惰な百之喜に、なぜ真面目で前途有望な雉名や隠し技満載の鬼光、可愛い顔して武芸百般の犬槇と舞台の上なら千の仮面を持つ芳猿たちは協力するのだろうか? まして――超有能で超美人、引く手あまたは絶対確実の凰華《おうか》が百之喜ごときの秘書に甘んじているのか? 凰華との出会いや幼馴染達が巻き込まれた奇妙な事件を通じて、百之喜との友情が書かれる短編集。(あらすじ引用しました)
 すみません、あらすじを引用しながら思ったんですけど、紹介するのにこれはちょっとあんまりじゃないかな、と思いました。主人公がへたれなのは否定できませんが、それにしてもちょっと、登場人物の扱いがぞんざいなんじゃないかなと……。うーん。もうちょっと愛があってもいいと思うんです、愛が。
 内容の方に行きましょう。内容は、あらすじにある通り、主人公である百之喜とその幼馴染である四人が遭った昔の事件、秘書である凰華との出会いと彼女が百之喜の秘書になった経緯が書かれています。
 百之喜は、1巻や2巻を読んだことのある人ならお分かりかと思うんですが、特別な体質で、四人の幼馴染の危機を助けたことがあり、それは今も現在進行形で続いています。1巻や2巻は人間関係――というか、依頼人の家族構成が結構複雑だったのですが、この巻ではそういうものはなく、事件(というより、悪巧み?)の犯人とその被害者という構図が単純に書かれているので、あんまり頭を使わずに読めるかなと思います。全部の話に共通しているのが、百之喜自身は助けようと思って助けているわけではないということですね。意識しているのではなく、無意識。彼に探偵をやらせることにしたおばさまも話の中で「神様の道具」と百之喜のことを評しているのですが、その通りだなと思います。
 続きがあるそうですので、是非百之喜のあの体質が役に立つ話をまた読みたいです。でも複雑な家族構成はちょっと控えて頂ければ……。
 


・「謎解きはディナーのあとで 3」東川篤哉
 宝生邸に眠る秘宝が怪盗に狙われる? 身体中から装飾品を奪われた女性の変死体発見? 続々と発生する難事件に、麗子ピンチ……。しかしながら「お嬢様は無駄にディナーをお召し上がりになっていらっしゃいます」。影山の毒舌と推理は絶好調。そして、ラストシーンでは麗子と影山、風祭の三人の関係にも大きな変化が訪れて――?(あらすじ引用しました)
 「犯人に毒を与えないでください」「この川で溺れないでください」「怪盗からの挑戦状でございます」「殺人には自転車をご利用ください」「彼女は何を奪われたのでございますか」「さよならはディナーのあとで」の話が収録されています。
 どの話でも麗子のお嬢様っぷりと風祭警部の暴走っぷりと影山の毒舌っぷりは健在でした。風祭警部が活躍する場面はあんまりありませんでしたね。活躍というより、残念な結果になるというか……。特に、「オバサンがた」と言いながら止めようと間に入って割るあの場面が印象に残りました。それは確かに、麗子の言う通り、火に油を注ぎますよ、風祭警部!
 あらすじにもあるように、風祭警部にまさかなことが起こるので、次の話からは一体どうなるんだろうと気になります。果たしてどんな残念な――いえ、ぶっ飛んだキャラが現れるのか。映画も公開されるということなので、こちらも気になりますが、映画館では字幕が出ないので、DVDが出るか、テレビで放送されるまで待つしかなさそうです。しくしく。

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