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 恒例の読書状況の時間がやってまいりました。
 その前に、ちょっとこちらの近況を。まあ、近況とはいっても、呟きみたいなものなので、スルーしても。
 先月に三週連続ドラマ「メイド・イン・ジャパン」がありましたが、あれはなんというか、すごかった……。たぶん、まだ学生だったら感じ方が違っていたかもしれません。今は仕事をするようになって、働く大変さというか、そういうのもちょっとだけですけど、分かるようになったので、共感がひしひしと。誰もが守りたいものを持っていて、それを守るための一番の方法というのも人それぞれに違っているがゆえに、衝突も起こる。そういうことを掘り下げられたドラマだと思います。この話を生んだ方々はすげえ。俳優さん達も演技がすごかったです。
 できればこういうドラマをもっと見てみたいと思いますが、今はちょっと興味をそそられるものがないんですよね……。「リーガル・ハイ」はDVDを買ったくらいによかったんですが。何かお勧めの映画やらドラマがありましたら教えて下さると嬉しいです。
 あと、そうだ、フ●リシモというところでよく買い物しているんですが(サ●ークラウズが大好きです)、ここにあるハコというブランドからついにコスプレのための服が発売されたそうです。そのページを見たんですが、童話をモチーフにした服が四種類載っていまして、どれも可愛い。可愛いんですが、お値段がネ……。年に似合わないかなというのもある。興味はあるんですが、わたしは見るだけで終わりそうです。
 さて、以下、恒例の読書状況です。



・「電撃デイジー 13」最富キョウスケ
 かつて黒崎を唆しジャックフロストを作らせた男・アントラが送りつけてきたマイクロSD――。その中に緑川教授の遺した「Mの遺言」があると知り、解読を試みる黒崎たち。結束も固まり、すべてが順調に進むが、照は何かを見落としているような違和感を覚える。一方、「Mの遺言」を狙うアキラが、チハルのもとを脱走して向かった先は――?(あらすじ引用しました)
 えー、これからこのコミックを読まれる方に注意したいことがあります。
 この巻は笑い所がものすごく満載なので、家以外の人目のあるところでは読まないように。いやマジで。わたしも家で読みましたが、何度か噴き出しましたから。この巻の最後の話に照の兄である奏一朗が出演されるんですが、この出演の仕方がもうね……。
 感想の方行きますか。最初の方にアキラがえらいことをしでかします。といっても以前のようにピンチになるようなことじゃないんですが、ここでアキラが恐ろしい能力を持っていることが明らかになります。それは流石に予想がつかなかった……。ちゃんと話を練られているんだなあ、と舌を巻きます。
 ただ、印象に残ったのはやっぱり、最後の話ですかね。照の今は亡き兄・奏一朗が遺したメッセージ――照の携帯に託された暗号を解くために、照は黒崎含む大人たちと一緒に夜の学校に乗り込むのですが、初っ端がすごかったです、色んな意味で。繰り返しますが、そう来るとは予想できなんだわ……。流石、最富先生はやっぱり天才でいらっしゃる……! ちなみにあのリアルな●●って、どうやって描いたんでしょう。模型を買って参考にしたんでしょうかね。気になります。
 あと、141ページの照のあの顔はヒロインの許容範囲を超えていると思うのですが、よく掲載されたなと本気で思いました。どんな顔なのかは読めば分かります。



・「デ・コスタ家の優雅な獣《けだもの》 1」喜多みどり
 超内気な少女ロザベラは、天涯孤独の身。思いがけず、名家「デ・コスタ家」に引き取られた彼女は、従兄を名乗る3兄弟、腹黒インテリ系長男エミリオ、無愛想な毒舌家次男ノア、やんちゃな問題児三男ダリオと出会う。なんと彼らの正体は、裏社会を牛耳る一大ファミリー。戸惑うロザベラは、一族を存続させるため、3人のうち誰かと結婚して子を生むよう告げられて――?(あらすじ引用しました)
 この話はブラックなファンタジーといった感じでしょうか。当サイトに掲載している「死神と歌姫」のように、普通に人が死ぬといった場面もあるので、少女小説からこういう作品が出されていいんだろうかと、個人的にはちょっと不安です。
 内容はあらすじ通り、裏社会の中で生きるひとつの家族が描かれています。突如、血の繋がりがあるからと迎えを受けた少女・ロザベラは、いきなり裏社会のハードな環境に置かれることになったので、当然ながら、怯えたり戸惑ったりします。しかも、組織の一員に迎えられるために、裏切り者を見つけ出せというテストも受ける羽目に。
 最初の一巻目なので、この巻では、ロザベラが戸惑い、怯えながらも、なんとかデ・コスタ家の一員として認められるまでが書かれています。
 それにしても、ダリオ……育ちが育ちだから仕方ないとは思うけど、あれは女性に対しては絶対にしたらあかんよ……。殿方の皆様、女性には優しくするものですよ!



・「デ・コスタ家の優雅な獣 2」喜多みどり
 裏社会を牛耳る一族「デ・コスタ家」。超内気な少女ロザベラは、一族の跡継ぎを生むために連れて来られた、たった一人の花嫁候補。自由を掴むため、何とかファミリーの一員に認められたが、その矢先、敵対組織の襲撃に遭い、しばらく休むように言われてしまう。このままでは、誰かと結婚させられてしまう。ロザベラは従兄のノアの力を借りて、組織内での名誉挽回を図るが――?(あらすじ引用しました)
 これを読んで真っ先に思ったのは、「お兄様ェ……」でした。この話に出てくるデ・コスタ家の長男であるエミリオがあることを呟く場面があるのですが、その言葉を読んでぞっとしました。以前に紹介した「エージェント・コード」でも同じようにお兄さんが出てくるんですが、エミリオのあの言葉を読んで真っ先に思い出したのがこのお兄さんでした。どちらも妹に対して同じことを呟いてましたからね。その思いの底にあるのは、エミリオの場合は無関心、「エージェント~」のお兄さんの場合はすごく偏った愛情ですけど、どちらも妹に対して抱くようなものじゃないだろうよ……とうすら寒い感想しか出てきません。うう、表裏に関わらず、いいところで育った殿方って、ちょっとあれなところがある傾向があるのかしら……。
 話の方行きましょう。ロザベラは、エミリオが自分に対して興味を失いかけているのを敏感に感じ取って、それを止めるためにも何とか手柄を立てようと頑張ります。ロザベラは本編でもあるように、本来は罪を犯すことに対して恐れを抱く真っ当な子なので、脅迫やら、そういった類のことには、恐ろしいと思いながらも、躊躇いをなくしつつあります。そうでないとデ・コスタ家の一員ではいられないので。もしそれを壊されるようなことがあったらどうなるのかという危ない感じがします。
 一方で、密かにデ・コスタ家の破滅を目論むノアの葛藤も描かれます。ノアはロザベラに、ロザベラはノアと同じ母親から生まれた子供かもしれないことを話していて、ロザベラは妹だから大事だという思いも打ち明けています。ロザベラもそんなノアに懐いているのですが(この辺りはほのぼのします)、ノアはそんなロザベラに気持ちを揺さぶられます。ノアはある理由により、デ・コスタ家の破滅のために動いているので、もしそれをロザベラが知ったら――という不安と恐怖と悲しみを持て余しているようです。
 個人的にはロザベラとノアがくっついてくれればと思うのですが、どうなるでしょうか。
 それにしても、出て来る人出て来る人、かなりぶっ飛んでいる人が多いな……。



・「デ・コスタ家の優雅な獣 3」喜多みどり
 裏社会を牛耳る一族「デ・コスタ家」。花嫁候補として連れて来られたロザベラは、今やファミリーの一員として初めて任されたカジノ経営に奮闘する日々。そんな時、市長選有力候補の息子が誘拐され、その犯人としてダリオが指名手配されてしまう。行方をくらましたダリオを追うロザベラだったが、ノアから「俺が同じ立場でも捜しに行くのか」と問いかけられて――。(あらすじ引用しました)
 二巻でもそうですが、この巻を読んで真っ先に思ったことがあります。アレックスよォ……。
 この巻ではデ・コスタ家の三兄弟のそれぞれの兄や弟への思いが浮かび上がります。中でも顕著だったのはエミリオですかね。二巻ではうすら寒い思いしか出て来なかったお兄さんですが、そんなお兄さんでもやっぱり人間だったんだなあとちょっとほっとしました。
 指名手配されたダリオが警察から逃げて、それをロザベラが追うのですが、そんなロザベラにノアは複雑な胸中だったようです。必死でダリオを助けようとするロザベラを見て、ダリオに黒い感情を抱いたり、エミリオとダリオを家族として愛することはできないと零したり。いっぱいいっぱいといった様子なので、はらはらします。
 ただ、ダリオはエミリオとノアを含む家族を仲直りさせようとよく問題を起こしていたという昔話もあって、ダリオもダリオなりに家族の剣呑な仲をなんとかしたかったんだなという。今もそれはどこかでダリオの中にあるので、エミリオが危機に曝された時には身代わりになって怪我するという場面もあります。そんなダリオを見て呆然とするエミリオもやっぱり、どこかでダリオを大事に思っている一面が透けて見えます。
 しかし、そんな二人とは対照的に、ノアは二人に対して全く逆の感情を抱いています。その証拠に、市長か弟かどちらかを選べとエミリオに迫ったり、ロザベラに、ダリオなんか――と言ってロザベラを泣かせたりします。こういうすれ違いは傍目から見てもちょっと悲しいものがありますね……。
 最後にアレックスとノアが対峙する場面があるんですが、ここで思わぬこと――第三の女性の存在が明らかになります。それが本当だとすると、ノアはエミリオやダリオの兄弟ではなくて、そうなるとロザベラとも――となるわけで、もしかするともしかするんだろうか。
 続きが気になります。個人的にはノアがいっぱいいっぱいな様子なので、彼をなんとか楽にしてあげて欲しいです……。



・「恋するエクソシスト 3」梨沙
 古民家合宿での騒動のさなか、突然刻子の前に現れた、ジャンの内に潜む謎の存在。とっさに「クロ」と名付けた刻子だが、その後クロが現れることはなく、彼の狙いも分からぬまま、一人思い悩む日々が続いていた。そんなある日、ジャンをイタリアへ連れ戻すため、神父オーギュストが再来日。しかも今回は、超絶美人なシスターも伴って。ジャンの過去を知るそのシスターの出現に、刻子の心は揺さぶられ――。(あらすじ引用しました)
 今回も癖のあるキャラがわんさかです(極上の笑みで)。特にオーギュスト。表紙にも出演されている彼は、一巻でもちょこっと出ましたが、この巻では残念なところが目立ちましたね……。刻子の姉である玲子に届けものをする場面があるのですが、そこでオーギュストは彼女に強烈な平手を食らわされる羽目に。まあ、届け物の中身が中身ですから無理もないんですが、それも分からずに立ち尽くすオーギュストは見ていて哀れでした。頑張ってオーギュスト!
 内容は、オーギュストと一緒に日本を訪れたシスターとその使い魔? といっていいのかな? を軸にして話が進みます。常にシスター――アンナマリアから離れなかったはずの使い魔が解放され、それがきっかけで街に異変が起こるようになります。刻子やその友人である佐々子・金之助も、ジャンとオーギュスト、アンナマリアと一緒に異変をおさめようと奔走します。今回は佐々子も怪我する羽目になり、貴重な友人の一大事に金之助が怒るという珍しいところも。金之助と佐々子はなんで付き合っていないんだろうと刻子も不思議がるくらいの微妙な関係を見せます。でも刻子、君も人のことは言えないと思うんだ……。
 刻子とジャンの関係も少しずつ変わって来ている――のかな? ジャンを連れ戻しに来たというオーギュストとアンナマリアに刻子はもやもやとすっきりしない気持ちを抱えますが、だからといってジャンが簡単にイタリアに帰ることはないという、ある意味の信頼も寄せるようになっていますし。
 細かな関係の変化が書かれるのは嬉しいんですが、しかし、刻子の言動にちょっと首を傾げるところもありました。「勘違いしないで~」のあたりがそうです。この辺りは読者受けを狙ったのかな? と、うがち過ぎかもしれない疑問を持ちました。プロとなると読者の要望とかも考えないといけなくなるからかもしれませんが、でもそれよりは、わたしとしてはキャラクターを大事にして欲しいなと思います。プロはやっぱり色々制限がかかっちゃうのかなあ。
 オーギュストと玲子の関係も気になるところなので、続きを楽しみにしてます。金之助と佐々子、あの二人は一体どうなるのか!

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