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 サイトの方で久し振りにキャラクター人気投票を開催しているのですが、バルト氏が人気を誇っていますね。わたしの予想では透女史がダントツになるかなと思っていたのですが、それもバルト氏が登場されるまでの話だったようです。透女史も人気のようですが。どうしてこんなに人気なんでしょう。当サイトにいるキャラクター達の中で一番の怖いもの知らずだからでしょうか。
 バルト氏の子供が気になるというコメントもありますが、当の子供はというと、ギディオンやユリシス、シエロなど、割とまともな人が周りにいるので、そんな彼らが奮闘しながら育てるので、あの両親の(正確には、あの父親の)子供にしてはまともだとよく言われるようになると思われます。
 あと、ちょっと近況をば。他の家でもあるかなと思うのですが、わたしの父は常に物の扱い方がやや乱暴で、お皿やコップや急須などを割ることもしばしばあります。普通にお皿を洗っていても、がしゃんがしゃんと音を立てるののうるさいことうるさいこと。もう少し丁寧に扱ってくれとわたしや母が何度も注意するも改善の見込みなしというね……(遠い目)。
 その父がとうとうやらかしてくれました。我が家に一台の掃除機を壊しちまったのです。いえ、壊したというか、吸い込むやつと紙パックを入れておくやつを繋ぐ柔らかいパイプ? みたいなやつを、吸い込むやつの方からちょっと引き剥がしてしまったようで、その部分にテープが巻かれるという何とも荒療治がなされている哀れな掃除機を目の当たりにしたあの気分はちょっと一言では表し難い……。まあ、真っ先に思ったのは、「お父さんがまたやらかしたか……」という、諦めまじりのことですが。
 そんなわけで、本日、家族三人で掃除機を買いに行ってきました。前と同じ柔らかいパイプみたいなもののついた、一般的な掃除機を買いましたが、また壊されてはかなわないと、わたしもわたし個人用の掃除機を買いました(週に一回、土日などの休みにはわたしの部屋や本棚を置いてある部屋に掃除機をかけているのです)。こちらは吸い込むやつと紙パックを入れておくやつが一体になったタイプで、コードレスで掃除できるという便利なものです。テレビといい洗濯機といい掃除機といい、どんどん進化していきますねえ。ただ、充電時間が長い割には(約15時間)、連続使用時間が約15分と、ちょっと釈然としない仕組みですが……。まあ、お値段を考えるとこんなものなのかな。
 最終的には使えりゃいいので、長持ちすることを祈るのみです。
 さて、以下、読書状況です。



・「死神の浮力」伊坂幸太郎
 娘を殺された。相手は二十五人に一人の、良心を持たない人間。――犯人を追う夫婦と、千葉の七日間。(帯のあらすじ引用しました)
 この本は「死神の精力」という本と同様に、死神である千葉が、対象者に一週間の調査をするのですが、その長編になっています。「死神の精力」は、千葉さんがいい味出していて好きなので、続き、おまけに長編が出たのは嬉しかったです。ヤッホォ。
 ただ、これを読んだのは、先週の母方の祖父の葬式の合間なので、このチョイスはちょっとどうだったかなと、後でハッとしました。まあ、時間を潰すのにチョイスも何もないと思うので、いいんじゃないかと気にしないことにします。
 この本は、あらすじ通り、娘を殺された夫婦が犯人への復讐を果たすために、犯人を追います。その夫婦に、死神である千葉が同行するのですが、勿論、ただで行動を一緒にするわけがない。夫婦のうちひとり、旦那の方を調査するためなんですが、千葉が行動を一緒にすることによって、夫婦は図らずも何度も危機を逃れられることになります。娘を殺した相手、つまり加害者というか、犯人である男――本城に、逆に罠にはめられるんですが、その危機状況を千葉によって(千葉にはそのつもりはないと思いますが)切り抜けます。本城は、まさかそんな何度も自分の仕掛けた罠がうまく働かないとは思わないので、次から次へと新しい罠を仕掛けるのですが、最後には――。
 伊坂さんの全部の作品に共通しているのが勧善懲悪なんですが、この本にもしっかり勧善懲悪があります。娘を殺した揚句、その親も手にかけようとする本城はしかし、最後に自業自得とも言える結末をその身に受けます。話の途中で、本城を調査しに来たという別の死神も出てきて、そのひとが「見送り」の判断をしたものですから、まさかと思うのですが、最後には期待(?)を裏切らない終わりになっていたので、ほっとしました。あれは流石にどんな悪人でも勘弁したいんじゃないかと思わなくもないですけれども。
 それともうひとつ、この話で興味深かったことがあります。この話には何度も「サイコパス」という単語が出てきます。この話の中での説明によると、良心を持たない人間のことで、二十五人に一人いるそうです。それを読んで妙に納得しました。テレビで流れるニュースの中には、この人には良心がないんだろうかと思うようなものばかりですからね……。ただ、ちょっと救いのある話もありました。サイコパスは良心がないからこそ、できないことはないとも説明がなされていますが、サイコパスのように強いものが生き残るとしたら、どうしてこの世の中にはサイコパスばかりになっていないのかという。良心がない人ばかりじゃ、世の中は回らないってことなんだと思いますが、ちゃんと良心のある人がいるからこそだと思いたいですね。
 あと、千葉さんの音楽好きでおかしな性格も相変わらず健在なので(笑)、千葉さんが大好きな人は読んで損はないと思います。音楽を聞かせてくれと要求する千葉さんは微笑ましかった。



・「真夜中のパン屋さん 午前3時の眠り姫」大沼紀子
 真夜中にオープンする不思議なパン屋さんに現れたのは、訳あり男女の二人組。居候女子高生の希実は、彼らが抱える不穏な秘密によって、不本意ながらも、またまた事件に巻き込まれていく。降りやまない雨の中、希実の過去に隠された謎が明らかに――。(あらすじ引用しました)
 このシリーズは好きですが、重い話なので、好き嫌いは分かれるかも知れません。
 この話でも、希実はまたも面倒なことに巻き込まれます。ただ、その面倒なことを抱えてやってきたのは、希実の従姉妹にあたる篠崎沙耶という子なので、彼女が引き鉄になるように、希実とその母親の間にある溝の正体が紐解かれていきます。
 沙耶はというと、これまた関わりたくないなあという面倒な家で育った子で、彼女いわく「王子様」に出会い、付き合ったんですが、妊娠が判明して、それから逃げるように駆落ちしたんですが、その矢先に一緒に駆落ちしていた「王子様」が彼の母親によって強制的に連れ戻されます。困った沙耶は安田という男の手を借りて、ブランジェリークレバヤシに向かい、そこに居候することに。
 希実はといえば、話の中で弘基も言っているように、「一を言ったら十言い返す」ような性格のはずなのですが、沙耶に対してはなぜか猫を借りたような言動を見せます。その理由も、話が進むにつれて明らかになるので、ここでは触れませんが、読みながら、他人に頼りっぱなしの沙耶に、何度も「そんなに希実のお母さんに会いたいなら自分で探せや!」と苛々しました……。これがもし「剛力男と低温女」の彰子だったら、「そんなにお会いになりたいならご自分でどうぞ」と冷たく突き放すよなあとも思ったり。
 話の最後には、とうとう希実が美和子のことを思い出す場面が出てきます。美和子の記憶を失っていたこともここで明らかになりますが、どうして希実の母親である律子は美和子を疎ましく思うようになったのだろうという新しい謎も出てきます。希実もすごく懐いていたのだし、これ以上うってつけの托し先はなかったはずなのに、どうしてだろうと気になって仕方ありません。
 暮林の勧めで希実はとうとう母親に会うことを決めるところで終わるので、続きが気になります。次の話でシリーズは終わるのかな? 終わるとしたら是非とも納得のいく終わりになって欲しいです。



・「暗殺教室 6」松井優征
 殺せんせーの最大の弱点は水? 水殺の機会を窺うE組の生徒たちだが、妨害工作を行う裏切り者が現れる。彼の手引きをしていたのは、あの二人だった――。(あらすじ引用しました)
 この巻ではしっかり者の片岡さんがどうしてE組に入ったのかの話、寺坂君がうっかり悪い人達に利用されそうになるけれども、クラスメイト達と一緒に反撃する話や、あの理事長の一人息子が出てくる話が収められています。
 個人的には理事長親子が話す場面が、なんだろう……なんていえばいいんだろうか……。とにかく、あの親子には絶対関わりたくねえと思いました。この巻の感想を一言で言うとこれで済みます。ええ。
 他にも印象に残ったのは、期末テストで徹底的にE組を潰そうとするA組の面子でしょうか。あの面子の性格はきっと一生治らないだろうな……。友達になりたくもないというか、それ以上に、もし自分に子供がいたら絶対に関わらせたくないわあ……。ああいう中学生はあんまりいないんじゃないかと信じたいですが、「死神の浮力」でもサイコパスが出てましたからね……。息苦しい世の中になったもんだわあ……。
 ただ松井先生のことなので、彼らにも最後にはしっぺ返しが来ることを期待してます。

  

・「美女が野獣 1~3」マツモトトモ
  成蹊《せいけい》学院付属菫寮――その名の如く、清らかなる少女達の生活の場――親の転勤により、高校二年生からここの寮生になったエイミ。年代物の女子寮に驚いた矢先、更に驚くべき〝任務《ミッション》〟が待っていた! 新入寮生歓迎の裏儀式として、「男子寮に潜入して、部屋のネームプレートを取って来る」という特命を受けたエイミは、同室の操《みさお》や隣室の涼《すず》の協力のもと、任務を決行するが? 寮を舞台に繰り広げられる青春ラブコメディ。(あらすじ引用しました)
 これは、主人公であるエイミと同様に、大学時代に寮生活を送っていた時に、ルームメイトが買って来た漫画を借りて読んだものです。懐かしくなって、そういえばあの漫画のタイトルってなんだっけ……? と思い出せなかったんですが、某雑誌で「中一プロブレム」という漫画を見て、こういうタッチの漫画だったと思い出して、あまぞんでマツモトトモという作家の名前で検索してみたら見つけました。見つかってよかった……! ただ、あまぞんではすぐに届くかどうか微妙なところだったので(一週間ほどで届くという表示が出ていました)、h●ntoという書店の方でポチしました。購入困難になる前に入手できてよかった……。
 そんな購入秘話(?)は置いておいて、感想の方行きましょう。あらすじ通り、寮を舞台に話が進められていきますが、出てくるキャラが一人ひとり個性揃いです。それも強烈。エイミは食いしん坊で、変な言動をよくやらかしますが、彼女の周りも負けちゃいません。エイミが一番懐く男子、鰐淵(エイミの呼び名・わにちん)も、欠点は多いのですが、タフで傍若無人なその性格で何かと敵をたくさん作ってしまうという、損なんだか得なんだか分からない人。エイミと仲のいい寮生・操と涼も、中々の個性を持っています。操は引き締まった身体が好きという、ちょっと(?)変わった趣味がありますし、涼も、本人は無自覚ですが、ホスト体質ですし。
 だが何より印象に残るのはシモーヌ君だと断言できます。シモーヌというのもエイミがつけたあだ名で、エイミに想いを寄せる男子、下貫聡《しもぬき・さとし》君です。エイミとは、寮の紹介のためのPRビデオを撮る時に知りあって、それがきっかけでシモーヌはエイミを好きになるのですが、エイミは全く気付かず。むしろ周りの方が二人をくっつけようと、寮でエイミにあれこれ言い聞かせるのですが、自由人のエイミのこと、寮生たちの努力は泡に。個人的には、エイミとシモーヌを寮生のみんながくっつけようと奮闘する話の最後にある「がんばれシモーヌ!!」という場面が一番強く印象に残りました。ここで盛大に噴き出して、ちょうど寮の部屋に集まっていた人達から「!?」という視線を揃って寄越されたこともいい思い出です。
 シモーヌが哀れだけど笑える、笑えるけど哀れ、哀れだけどわら(以下略)
 ええと、シモーヌばかり取り上げましたが、エイミと鰐淵君の交流が微笑ましいので、楽しいラブコメディが読みたいという方にはお勧めです。ラブコメディの名作だと思いますので、読んで損はないかと。

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