忍者ブログ



昨夜、チャット会を開催いたしました。チャットにお付き合いいただきましたドルフィンさん、有り難うございました!
 皆様はGWをどんなふうに過ごされましたか? わたしは最近ちょっとお金が飛んで行ってしまったもので、今はとにかくお金を貯めようと、のんびりと家で過ごしておりました。おかげで今週はサイトでけっこう更新できました。お楽しみいただけると嬉しいです。
 では以下、久し振りに読書状況です。けっこう読みました。

 

・「暗殺教室」8・9 松井優征
 夏休みのE組を突如襲ったウイルステロ。無事な生徒達は薬を奪取するため、犯人の待つホテルへ潜入した。彼らの暗殺技術は本職の殺し屋に通じるのか?(8巻のあらすじ引用しました)
 8巻では黒星に辿り着く前に、生徒達は、黒星が雇ったプロの殺し屋である三人と一人ずつ対峙することになります。それぞれの生徒の性格がよく分かる話になってますね。特に二人目のプロの殺し屋と一対一で対峙するカルマ君。いい意味で変わったと、殺せんせーは言ってましたが、勝負の後の殺し屋に対するカルマ君の仕打ちときたら…! カルマ君、それはないよ…!
 あと、渚君のスカート姿が可愛かったです。どうして渚君って女の子に生まれなかったんでしょうね。
 8巻の終わりに黒星が明らかになり、9巻ではその黒星とカルマ君の勝負が描かれていて、決着がつきます。この勝負で、6巻だったかな? 以前、ロヴロさんが渚君に教えていた必殺技が使われます。どんなものだったかというと、あんな方法だったんですね。それが通用するのかなと、わたしとしてはちょっと疑問ですけれども。
 また、9巻では、チャットでも呟きましたが、最後の方にある夏休み明けの話で、まさかのあの人のかっこいいところが見られました。竹林君カッケェ!
 これからも追いかけて行きますよ!



・「she&sea 海賊王の退屈」糸森環
 水恐怖症女子・笹良《ささら》は、スクリーンからあふれ出た波にさらわれ、海賊が支配する世界へ。そこで、絶対王者ガルシアの船に拾われ、船の守り神〝冥華〟にまつりあげられるが――?(あらすじ引用しました)
 これは「27時09分の地図」というサイトで掲載されている同名小説が書籍化されたものです。ただ、サイト上のものとは、ブログでも仰っていますが、始まりと終わりのほうが修正されているようです。おおまかな流れは変わっていないようなので、安心して読めました。
 いや、安心とはいっても、糸森さんの小説はすげえ重たい場面もあるので、心構えをしておかないと無理的なあれかもしれませんが……いや、でも面白いですよ! 重い場面があってもそれをフォローできるくらい、魅力的なキャラがたくさんいますし。特に笹良の性格が素晴らしいですね! あんなことやこんなことをしたりして海賊の皆さんを振り回します。
 海賊ものですが、「ONEPIECE」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」のようなバトルあり駆け引きありの話ではなく、海賊が送る日常に重きを置いているものです。とはいってもそこはやっぱり海賊なので、戦闘シーンもありますね。
 イラストがカズアキさんなのも個人的には嬉しかったです。好きな絵師さんなので。カズアキさんのイラストの御蔭で、想像していたキャラ達の輪郭がくっきり見えてきた気がします。読み終えた後、またサイトのほうの小説を読み返してみました。重い場面もありますが、やっぱり面白いです。
 笹良はこれから過酷な試練に何度も曝されることになりますが、是非ともあの実に愉快極まりないいえいえ底抜けに明るく前向きな性格で乗り越えて頂きたいものです。完結までどれくらいかかるか分かりませんが、のんびり気長に待ちますよ!



・「文・堺雅人」堺雅人
 堺雅人は鞄に原稿を書くための道具を入れて、持ち歩いている。撮影の合間に楽屋で、休みの日に喫茶店で、「演じる」ことについて考え、文章にするのだ。そうして生まれた54作の本格エッセイに加え、作家の宮尾登美子氏、長嶋有氏との対談やインタビュー、写真を掘り起こして収録。役者の施行や日常が垣間見える一冊。(あらすじ引用しました)
 これもあらすじの通り、堺さんがどんなことを考えているのかが綴られています。このドラマの時にはこんなことを考えていたのだな、と、意外な一面も見えると思います。
 わたしが印象に残ったのは品についてのところですね。大河ドラマの篤姫に出演された時に、堺さんは「品」とはなんぞや? と、彼なりに考えていたようです。色々考えを巡らせた挙句、ああ、やっぱりわからないと投げ出すところがちょっと笑えました。
 どきどきはらはらできるというわけではないですが、ゆったりと穏やかな気分で読めるので、刺激的なお話はしばらくいいやという時なんかにどうぞ。



・「名画に見る男のファッション」中野京子
 この本はタイトル通り、有名な絵画に描かれている殿方のファッションについて解釈されたものです。現代だからこそ言えるんですけど、どうしてそんなに馬鹿馬鹿しいファッションをしていたんだ…と、つくづく頭を振りたくなりました。
 たとえば、『聖ゲオルギルス市民隊幹部の宴会』を取り上げた、「エリマキトカゲ……ではない」という項目では、襟巻をこれでもかと派手に大きくしたりボリュームを持たせたりした男の人達の絵があります。なんでもこれは、元々は襟元を汚さないようにとつけたのが始まりだったようですが、次第に実用性から離れて装飾に変化していったそうな。うーん、作者も本文で仰っていますが、可愛い女の人だったら似合いますが、中年太りの男の人がつけると……ううーん。
 あと、印象に残ったのは、『著作の献呈を受けるフィリップ善良公』を取り上げた、「ここまで尖らせずとも…」の項目ですね。ここでは、靴の先をこれでもかと尖らせたものを履いた、たぶん身分の高い男の人が描かれている絵が取り上げられています。この先が尖った靴は「プーレーヌ」と呼ばれていたそうです(名前があったことに驚きです…)。これもまた、身分の高さを表すためのもので、身分が高ければより尖りの高さを高くしていったとか。…ううーん。唸るしかないです。ただこれは、女の人はあまり好まなかったみたいです。そりゃあ好まないよ!
 他にもフランツ・ヨーゼフの軍隊服なども取り上げられているので、「怖い絵」などがお好きでしたら興味深く読めると思います。



・「中野京子が語る 橋をめぐる物語」中野京子
 橋は異なる世界を繋ぎ、物語を引き寄せる。奇妙な橋、血みどろの端、愛の橋……とっておきの30話。『怖い絵』の著者がおくる、珠玉の一冊。(帯から引用しました)
 これもタイトル通り、世界中にある橋にまつわる話を取り上げられています。実在する橋が多く取り上げられていますが、中には絵の中にしか存在しない橋も取り上げられています。
 色んな橋の話がありますが、わたしが印象に残ったのは、犬が身を投げる橋の話です。これはちょっとショックでした…(わたしも家で犬を飼っているもので)。3話めに、犬の飛び込み橋としてオーヴァートン橋を取り上げられていて、ここで犬がなぜか興奮したようになって飛び降りるという話がなされます。調査も行われましたが、犬の興奮を誘うにおいがその橋の下にあって、そのせいで犬が飛び込むのではないかという結論が出たようです。怖い橋もあったもんや…。ただ救いなのは、それが日本内ではなく外国にあることですね。散歩のときに網をしっかり握る必要はないというわけですが、しかし、犬が飛び込むって…。
 他にもけっこうえぐい話がありますので、「怖い絵」シリーズが好きな方は損しないかと。



・「世界螺旋」梨沙
 おんぼろアパートの一室にある『佐能探偵事務所』。未来視の力を持ち、眼帯をつけた高校生の戒が社長で、社員の彼の兄である新(プラス猫一匹)のみ。ただし最近は、父親の浮気調査を依頼しに来たことのあるクラスメート・美姫が入り浸るようになり、事務所の中は今までよりも少しだけ賑やかになった。けれど肝心の客は滅多に訪ねて来ない。しかし、事件は意外なところから始まり――?(あらすじ引用しました)
 タイムトラベルがテーマになってます。タイムスリップじゃないのかな? と思いましたが、小説の中でも戒くんと彼の兄である新がタイムトラベルについて説明する場面があったので、タイムトラベルものだ、と説明しておきます。
 これは「華鬼」「レドラナールの恋物語」を書かれた作者の本です。何か面白い本ないかなあ、とあまぞんで探していたら、これを見つけたので、評判がよかったのを決め手にぽちしました。
 最初はちょっとばたばたしているかな? と思いましたが、読み終えた後に無理はないかなと思いました。何しろ扱っているのがタイムトラベル。主人公なのかな? である美姫が、時間の流れに歪みが生じたために、それを正すために過去に戻って何度も何度も繰り返し好きな人を助けるお話です。あらすじを見れば、何かの事件があって、それを解決していくお話なのかなと思われると思いますね。あらすじはもうちょっと内容を踏まえたものにした方がいいと思うんですよ…。
 未来の歪みを正すために、美姫はとんでもない決断を迫られることになるんですが、いやあ、恋する女の子は強いですねえ。最終的には自分にお腹を刺されるんですから。意味不明かもしれませんが、読めば分かりますよ。
 最後の方にある、美姫と戒くんの「また明日」のやりとりをかわすあの場面がつぼでした。いやあ、いいわあ。こういうのが読みたかったんだ…!
 タイムスリップに興味があれば楽しめると思います。



・「古道具屋 皆塵堂」輪渡颯介《わたり・そうすけ》
 奉公先を盥回しにされたあげく、弟の急死で実家を継ぐことになった太一郎。修業先は、深川の古道具屋皆塵堂《かいじんどう》。やる気無げな店主と、生意気な小僧。並んでいるのは、首吊りや夜逃げのあった家の曰くつきの古道具ばかり。太一郎には、幽霊が見えるという秘密があった。憑きものだらけの怪談人情ミステリー。(あらすじ引用しました)
 最初に断っておきます。これだけは是非とも言っておきたいので、太字で強調します。
 こんなにあとがきが面白い人は他にはいません。
 いやー、小説を読む前にあとがきを読んでみたら、これが面白いのなんの。作者の人となりがちょっとだけ見えるのは勿論なんですが、自分の間抜けさ加減を馬鹿正直に書く人もなかなかいないんじゃないでしょうか。あとがきを読んで、是非ともこの人が書いた本を全部読みたい! と思ったのは初めてです。
 内容はと言うと、これはあらすじそのとおりです。修業先の古道具屋で働き始めた太一郎は、そこに置いてある道具や、釣り好きの店主が買い込んできた道具の背後にある事情にいやでも巻き込まれつつ、なんとか自分なりに解決していくという話です。
 怖がりな太一郎の周りのキャラもなかなかいい性格してますよ。古道具屋で太一郎と一緒に働く小僧の峰吉もなかなか生意気ですけれども、いつの間にか太一郎のことを「太一ちゃん」呼ばわりしてますし(彼なりに太一郎に馴染んだんでしょうね)。でもやっぱり一番は店主である伊平次でしょうね。釣り好きなんですが、曰くつきの道具を集めるのがうまいという。
 彼が釣りの帰りに道具を買い込んで店に帰る場面があるんですが、その前にお得意客である老人がある話を太一郎と峰吉にするんですね。その話と全く同じことをした店主は三人に冷たい視線をもらう羽目になります。「どうしたみんな、俺を胡散臭そうに見て」って仰ってますが、そりゃあそうなりますよ。
 続編も出ているそうですが、まだ単行本なので、文庫化されるまで待ちます。

拍手

PR
 back   home   next 
  
  

   admin/write
カレンダー
09 2017/10 11
S M T W T F S
1 2 3 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
小月 静夜
性別:
非公開
趣味:
読書、物書き、落書き、猫と戯れること
自己紹介:
オリジナル小説サイト「小鳥は森に歌う」の管理人。
バーコード
ブログ内検索
P R

Template by hx
忍者ブログ [PR]