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最近、お風呂に早く入るようになりました。子供のころに、お風呂に入るのはごはん(夕食のことですね)を食べてから一時間くらい後がいいと聞いたことがあるので、それくらい時間を置いてから入ってました。一時間というのは、おなかの中に入った租借したものがちゃんと消化される時間だそうで、それを待たずに入っちゃうと、お湯で温まったおなかが「まだご飯を食べるんだ」と誤解しちゃうそうで、消化に時間がかかるから……だったかな? どうも昔の記憶なのであやふやです。
 でも最近は、ネットもするし、テレビもよく見るようになったしで、どうしてもお風呂は後回しにして、結局寝る前に入ってます。冬はなおさら寒いのでアカン。お風呂に早く入ったほうがさっさと早く寝られるわ! というわけで、ご飯を食べたら入るようにしてます。でも木曜日は「VS嵐」があるのでその後に入ってますね。嵐は面白いのでぜひがんばっていただきたいです。
 どうでもいい話でした。以下、読書状況です。



・「いまなんつった?」宮藤官九郎
 セリフを書きセリフを覚えセリフを喋って20年。人生の半分をセリフと格闘してきた宮藤官九郎が思わず「いまなんつった?」と振り向いてしまうようなセリフをエッセイに。TV・舞台・映画・音楽・家庭で耳にした名&迷セリフばかり111個。巻末には、劇作家・俳優の岩松了が書きおろした岩松了の「いまなんつった?」を収録。 (あらすじ引用しました)
 いやあ、これは興味深かったです。以前にも確か「俺だって子供だ!」というエッセイを読んだことがあるんですが、その本とまったく変わらない調子で書かれています。子供の話とか、昔の仕事の話とか、仕事の裏話とか、日常の話とか。
 中でも印象に残って今でも覚えているのは、『宮藤さんといえば』の話ですね。映画の舞台挨拶の出来事が書かれているのですが、本人ですら戸惑ったある言葉が取り上げられています。戸惑ったのは本人だけではなく、一緒に挨拶していた宮崎あおいさんも、挨拶を聞きに来たお客さんたちも戸惑っていたという。いったいどんな迷台詞だったのか、それは本文でご確認ください。
 しかし、あの間違いはないわ…。社外宛に出すメールのあて先を確認しないで出しちゃうレベルだと思うよ…。せめて仕事の前に資料は読んでおいたほうがいいと思います。
 この本の続きの「え、なんでまた?」という本も出ている層なのですが、まだ単行本なので、文庫になるまで待ちます。



・「モーテ」縹けいか(はなだ・けいか)
 遺伝子の罠――数万人に一人が罹り、必ず十代の内に自殺へと追い込む奇病・モーテ。秘密と不穏に満ちた孤児施設・ドケオーに送られた少年・サーシャは、大人への憎しみを抱き、孤独に生活していた。そんな彼の前に、マノンという美しい少女が現れる。マノンとの仲が近づくにつれ、彼女の相談役・フォスターである気味の悪い男・ドゥドゥが、マノンを傷つけているのではないかと疑問を抱く。サーシャはマノンを助けるために、大きな決断をする。しかし、その裏には驚くべき事実が隠されていた。誰もが望まない、約束された自殺へと誘う「モーテ」が、孤児施設と彼らの背景に横たわっていて……。絶望的に純粋な"絆"の物語――この世界に、奇跡は存在しますか?(あらすじ引用しました)
 これは前日に書いたように、面白い本がないかなあとあまぞんで探していたときに目に留まりました。イラストを担当されているのが、「華鬼」も担当されたカズキヨネさんということもあって、迷わず買いました。ただし、買ったのはあまぞんではなく、いきつけの本屋さんででした。あんまり名前の知られていない出版社や作者さんだと置かれていないことが多いのですが、これは運よくありました。ありがとう本屋さん!
 ライトノベルとして出されたそうですが、しっかりした小説だと思います。それぞれの登場人物がしっかり立っているし、彼らの心理描写も丁寧ですし、お話もしっかりしてます。やっぱり本はこういうのが好きだ…!
 あらすじを見ると、ちょっと近代的な舞台かなと思うと思いますが、現代を舞台にしたお話です。フィレンツェとかドゥオモとか、オーランド・ブルームとか、具体的な地名や人名も出てきますしね。カメラとかメールとかネットとかも普通に出てくるので、すぐになじむかもしれません。
 これは「プシュケの涙」のように二部構成になっていて、前半はとても不安定な子供の視点で、後半はとても不器用な男の人の視点で語られます。この男の人は、ヒロインや彼の同僚となる男の人を含む周囲が口をそろえているように、外見はどう見てもイケメン! とは言いがたいのですが(苦笑)、中身はけっこういい人です。読み進むにつれて、あんた、ええ人や…と目じりをぬぐったくらいです。
 将来を夢見ることのできなくなった少女は絶望し、彼女の母親はどうしても娘を確保したいと道を踏み外し、その母親の野心のために少女とまったく同じになることを望まれ、そして少女に恋した不器用な男の人は、少女の母親によって残酷な選択を迫られる――そんな話です。
 読んでいてひでえなこの人! と思う人ばっかり出てきますが(特に少女の母親)、それでも最後にはちゃんと救いがあって、ああよかったと思いました。ちょっと素直には喜べないところもありますけどね…。
 しっかりしたお話なので、この作者さんの新しい作品が出たらまた読みたいと思います。



・「不実な夫の愛し方」宮野美嘉
 メイズ男爵家の次女、アシュリーの縁談が決まった。相手は伯爵家当主で、都でも屈指の貿易商を営むロイ・シュトンヘッゼ。しかしこの結婚、出会ったその日から夫婦 関係が破綻!? 鉄壁の自制心で心を隠し極上の嘘笑顔で妻を拒絶してくる夫と、夫の心を引きずり出そうと夫婦ごっこを持ちかける妻。お互いに予想外の形ではじまった新婚生活は、思いの外スリリングで刺激的な展開を見せて……。政略結婚に愛情は不要? 嘘吐きな夫と動じない妻との、夫婦ごっこの行方は?(あらすじ引用しました)
 「モーテ」はライトノベルとして出されましたが、しっかりしたお話でした。それと比べてみると、この作品はまさにライトノベルですね。さくさくっと読めます。登場人物もちゃんと立っているし、話も納得できる展開です。ただ、これもやはりというか、「モーテ」と同じく、ひでえなこの人! と思う人が約一人出てきます。まあ彼も最後でけちょんけちょんにされるわけですが。ざまーみろ!
 こほん。あらすじには書かれていませんが、ヒロインには絶世の美女といってもいいくらいの美貌を持つ姉がいます。そんな姉に狂った男たちをあしらったりなだめたり説得したりしているうちに、ヒロインは自然と何にも動じなくなってきます。蛇にも動じませんでしたし、嫁ぎ先の屋敷にいた子供たちの思わぬ一面にも動じませんでした。
 ただ、そんな妹を姉は案じていたようです。これは読んだ後でわかったんですが、ヒロインの姉が、ヒロインの旦那となった男の人――ロイに語る場面があります。最初から読む前にぱらぱらと読んだときには、この人ぶっ飛んでるのかと軽く引きましたが(すみませんお姉さん…)、お姉さんなりに妹のことを大事にしてるんだなあとちょっとほっとしました。すごくきれいな人ですから、醜い女の争いならぬ、醜い男の争いを嫌というほどに見てきたでしょうし、そんな中でまともに育つわけが
 …えー、曲者なのはお姉さんだけではないです。ヒロインの旦那となるロイもかなりの曲者で、なかなかヒロインに心を開くどころか、気を許そうともしません。そんな旦那との駆け引きを楽しむヒロインですが、ある日、ロイの叔父が口にした言葉がきっかけで――。
 いやあ、だんだん近づく二人の距離がたまりません。そして最後はそうこなくっちゃという終わり方なので、なかなか面白かったです。でも個人的にはもうちょっと掘り下げたり、心理描写も丁寧にしたり、子供たちのあれやこれやの場面も見てみたかったなあと。

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