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ごぶさた
2015.03.21
今日は久し振りの読書状況です。なんだか最近は面白そうだと思う本がなかなか出ないので、こんなに御無沙汰になってしまいました。トマ・ピケティなど、ニュースになった本もありますが、ああいう難しそうな本は間違いなく理解できそうにないし、賞をとったからといって必ずしも中身も面白いとも限りませんし……。うーん、出版界も難しそうですが、納得できる内容の本を出す努力はあってほしいなと思います。
 では以下、前の読書状況がいつだったかも恐ろしくて確認できないくらいぶりの読書状況でござんす。ちなみに今回は漫画が多めとなっておりまする。



・「鍵屋甘味処改 天才鍵師と野良猫少女の甘くない日常」梨沙
 冬休みに突入した午後、自分の出生にまつわる秘密を知ってしまった女子高生・こずえは母を一方的に責め、衝動的に家を飛び出した。ひょんなことから鍵屋を営む鍵師・淀川と知り合い、年齢を偽って助手として彼の家で居候することに。そこへ「亡き父が遺したものを知りたい」という依頼者たちにより、他の鍵屋で開けられなかった手提げ金庫が持ち込まれるが――。(あらすじ引用しました)
 これは「華鬼」を書かれた人の新刊ですね。他にも「狂伯爵と買われた花嫁」シリーズを書かれているようですが、そちらはちょっとダーク部分が強くてちょっと合わんかった…。一巻だけ読んでみたんですが、ここの会話ってどういうことだろう? と、首を傾げるところもあったので。うーん、わたしの理解力が足りないのかなあ。
 ただ、こちらの集英社で新しく立ち上げられたというオレンジ文庫から出たこちらは可愛くて面白かったです。以前にも「世界螺旋」という本を紹介したと思うんですが、重たい要素もあるけれども、ちゃんとそれに向きあったり足掻いたりして、でもその傍らで可愛いやりとりなんかもあって、全体的に可愛い話でした。いや、可愛くない場面もありますけれども。
 その「世界螺旋」のように可愛い話になっています。主人公の女子高生・こずえは母親が抱えていた秘密を知ってショックを受けて、家出をするんですが、飛び乗った電車から適当な駅に降りた先で一人の男の人と出会います。
 まず、この男の人が当然ながらただものじゃない。タイトルにもある通り、鍵屋の人で、鍵にかけては一流のプロです。同業者で同級生の男の人も出てくるんですが、彼に「一つだけ、僕があの男を尊敬するところがある」と言わしめるくらいですからね。この同級生の男の人も中々の曲者です。
 鍵屋の男の人――淀川は、こずえを助手として家に置くことにするんですが、こずえはそんな彼に中々気を許しません。まあ、会っていきなりあんなことやこんなことをされたら、そりゃあ誰でも全身の毛を逆立てる猫みたいになるよ、淀川さん。猫が来たがなかなか懐いてくれないと、淀川さん視点で語られる場面がありますが、そりゃ懐かないよと、読みながら突っ込んでました。
 最後の方で、すごい屋敷でとあるものの鍵を開けて欲しいという仕事が入り、淀川さんとこずえはそちらに行くことになるんですが、ここで思わぬ展開になります。
 でもなんだかんだで解決した後、淀川さんとこずえは淀川さんの家に戻るんですが、そのあと、こずえのお母さんがこずえを迎えに来ます。ここでこずえが知った秘密がようやく明らかになるわけですが、親子や家族って必ずしも血の繋がりがあるわけじゃないんだなあとしみじみしました。
 繰り返しますけれども、全体的に可愛い話だったので、ほんわかしたい人にはお勧めです。個人的には、あの後、淀川さんとこずえの関係がどうなるか気になるところです。



・「螺旋時空のラビリンス」辻村七子
 時間遡行機“アリスの鏡”が開発された近未来。喪われた美術品を過去から盗み出す泥棒のルフは、至宝インペリアル・イースターエッグを盗み19世紀パリに逃亡した幼馴染・フォースを連れ戻すことに。だが彼女は高級娼婦“椿姫”マリーになりすまし、しかも不治の病を患っていた。頑なに帰還を拒否する彼女が秘めた真意とは?(あらすじ引用しました)
 これはあまぞんで何か面白そうな本がないかと探していた時に見つけた本です。表紙が印象的だったのと、評価がよかったのと二つで、高速道路経由で行った大きな本屋さんで見つけた時に買いました。
 読んだ後で思ったのは、アリスの鏡を開発して、それを商業に使っていた会社があるんですが、そこの社長がひでえということでした。ヒトラーといい、ポル・ポトといい、こういう、人の命をなんとも思わない人ってどの時代にもいるもんなんですね…。ちなみにポル・ポトのことは、最近まで知りませんでしたが、岡田准一さんが出ている「ザ・プロファイラー」という番組で知りました。ひでえ。
 ちょっとそれましたが、この話はあらすじにもある通り、泥棒を稼業としている少年・ルフがあるイースターエッグを盗むために過去のパリに行きます。これも「世界螺旋」のようにタイムスリップをテーマにしていますが、けっこう現実的で、けっこう過酷な事実も描かれます。たとえば、ヒトは本来、寿命分の記憶しか記憶することができないというのです。ちょっとあやふやなので、わたしのこの感想をうのみにしないでほしいんですけども、だからこそ、タイムスリップして泥棒した記憶は、その分、会社に知らず知らずのうちに消去されていたということが話の中で明らかになります。
 これだけでもルフを雇っている、というか、飼い殺しにしたという印象が強いんですが、その会社がどれだけブラックか分かるかと思いますが、話の中ではもっとひどいことが次第にわかっていきます。こんな会社が現実にもあったらマジで嫌だとマジで思いましたよ…。
 ですが、その現実を知った二人――ルフと、その幼馴染であり、ルフが仕事のために飛んだ過去のパリに留まった少女・フォースは、だからこそ、彼らなりに足掻きます。その結果が二人の属していた会社の自業自得な結末を招くので、その点では安心できますね。
 最後の方も納得できる終わりになっているので、よかったと思います。
 この作者が次はどんな話を書くのか、ちょっと気になりますが、これはちょっと言い難いんですが、手にとって読んだ本が面白かったからと言って、その作者の他の本も面白いとは限らないですからね…。次をって急かす出版社さんもどうかなと思いますが、できれば、時間がかかってもいいので、納得できる話を書き続けて頂きたいです。



・「KEEP ON DREAMING 戸田奈津子」戸田奈津子・金子祐子
 一途に“映画”を追い続けた少女は、いかにして“夢”を叶えたのか?戦争体験、長い下積み、ハリウッドスターとの華やかな交友…etc.人生のほとんどを“映画=夢”に捧げ、現在も第一線で走り続けるスーパーウーマン。これまで語られることのなかった“素顔”とは?(帯の紹介文を引用しました)
 この人のことは、以前にサイトに遊びに来て下さる方からおすすめいただいた本(「字幕の花園」)で知りました。教えて下さったドルフィンさん、有り難うございました。そしてこちらの本は、マツコ・デラックス主演の番組「マツコの知らない世界」で、戸田さんが字幕の世界案内人として呼ばれた放送で宣伝されていて知りました。早速注文しようとしたのですが、あまぞんではまさかの品切れ。どうやら、放送後に注文が押した模様です。ちょっと前にも、ポテトの世界をやっていて、その放送で紹介されたポテトの会社にも予約が殺到して予約中止になっていましたからね。マツコ様すごい(魚の世界案内人として出ていたさかなクンのマツコさんの呼び方がうつりました)。
 マツコ様から離れましょう。とにかく、さてどうしようと思ったわけですが、hontoなどの他のネット書店を探して、セブンネットで在庫発見。無事ゲットできました。
 この本では、帯にある通り、戸田奈津子さんの今までの人生がインタビュー形式で語られています。ちなみに、最初には飼っている猫のことをお話しされていたので、それだけでもうすげえ親近感湧きました。この人も猫飼ってらっしゃるんや…!
 気さくで穏やかな言葉遣いでお話しされているので、こちらも安心して、というか、あんまり身構えずに読めます。戸田さんの気さくで穏やかな性格が十分に窺えますね。
 中でも印象に残ったのは、人気者でもあった俳優さん、ロビン・ウィリアムズのお話でした。戸田さんは映画に字幕をつけるという仕事以外にも、翻訳をやっていらっしゃるのですが、お話に出てくる俳優さんや女優さんの多いこと多いこと。こんなにたくさんの有名人とおつきあいをされている人ってそういないんじゃないでしょうか。それだけではなく、お付き合いのある人やその家族だけでなく、彼らとどんな付き合いをしたのかも、細かく憶えていらっしゃいます。すごいなあ。
 ロビン・ウィリアムズのお話では、彼がとにかくコメディアンで、人を喜ばせることが好きだったということ、でも彼が突然自分の命を断ってしまったことが語られています。彼が亡くなったことに、彼と一緒に仕事をしたことのある監督からもメッセージが寄せられており、そのメッセージがこの本にも載っているのですが、これがすごく印象に残りました。
「神々がロビンが持っていたような才能を人に与える時、その人は必ず代償を支払わされる」(一部引用しました)
 これがメッセージのすべてではないですが、チャップリンなどのことを考えると、そうかもしれないなと思います。人間、人を喜ばせるのも大事ですが、やっぱり何事も程々が大事だなとつくづく思います。
 「マツコの知らない世界」で、マツコ様と同じように、戸田さんの年齢に驚いたのですが、まだまだ元気いっぱいのようですので、できればこれからも元気いっぱいに長生きしていただきたいです。こういうおばあちゃんになれたらいいなあ。



・「わたしが正義について語るなら」やなせたかし
 正義とはなにか。絶対的な正義なんてないし、正義はある日逆転する。正義のためには悪人がいなくちゃいけないし、悪人の中にも正義がある。正義を生きるのは大変だけれども、その中で僕たちが目指すべき正義とは――。私たちの絶対的なヒーロー「アンパンマン」の作者が作中に込めた正義への熱い思い。(紹介文から引用しました)
 今回紹介する中ではこれが最後の本です。あとは全部漫画です。
 この話では、紹介文のとおり、やなせさんなりの正義についての考えが語られています。やなせさんは、自分のことを不器用だとおっしゃっていて、アンパンマンが世に出たのもかなり遅い時期だったと語っています。
 読む方としては、けっこう意外なことが多いんじゃないでしょうか。たとえば、最初のアンパンマンの絵本が出た時は、大人をはじめ、評論家の人達からはかなり不評だったこともそうですね。でも生まれて間もないような赤ちゃんみたいな子供にはなぜかすごく人気で、何度も読んでほしいってせがまれるお父さんやお母さんの話を聞いたともお話しされています。
 この中で印象に残ったのは、帯の裏にもある正義についての文章の中にもあるんですが、正義は感謝されないということですね。たとえば、会社の中の不祥事を告発したとしても、告発した人は感謝されず、逆に恨まれたり疎まれたりするというような話があって、確かになあと思いました。正しいことをしたはずなのに、感謝されないってことは現実にも多いですからね。世知辛い世の中やで…。
 興味深い話が多かったので、ちょっとでも興味がありましたらお勧めしたいです。

 



・「魔法使いの嫁 1~3」ヤマザキコレ
 羽鳥チセ15歳。身寄りもなく、生きる希望も術も持たぬ彼女を金で買ったのは、ヒト為らざる魔法使いだった……。(あらすじ引用しました)
 うーん、これはちょっと説明するのが難しいな…。あらすじ通り、家族も親戚もいない(というより、見放された)少女、チセは、帰る場所がほしいと、オークションを行う側の人の誘いに乗って、競売にかけられます。そこでチセを高額で競り落としたのは、恐竜っぽいガイコツの頭を持った魔法使いです。帯にもある通り、人外×少女と、魔法使いだけれども人ではないものとのお話です。
 ただ、この魔法使い――エリアスは、けっこう有名なようで、彼が自分の弟子として、また、自分の嫁としてチセを迎えたということは、あっという間にあちらこちらに広まります。神父やら、猫やら、妖精やら、竜の国の管理者やら、とにかく色んな人に(中には人じゃないものもいますが)興味を持たれて、会いに来られたり、連れて行かれたりします。
 教会から来た神父から三つのおつかいを頼まれて、エリアスとチセはそれぞれのおつかいを果たそうとあちらこちらの国に行きますが、二つ目のおつかいの話は、ちょっと、いやけっこう残酷な話でした…。なにせ、たくさんの猫がかわいそうなことになってしまう。三つ目のおつかいでは、たくさんの猫が可哀想なことになった原因でもある存在がしゃしゃり出てきます。
 このひどい存在は、魔術師たちの間では「彷徨えるユダヤ人」と呼ばれているそうで、その名前を見た時、今読んでいる「愛と裏切りの作曲家たち」(中野京子著)に出てきた、オペラの作品の一つである「彷徨えるオランダ人」を思い出しました。あれをちょっともじったのかな。
 印象に残ったのは、チセのエリアスに対する思いですね。ふたつめのおつかいで、チセとエリアスは魔術師とその弟子に会い、邪魔されそうになるんですが、魔術師であるレンフレッドが、エリアスがチセに与えたペンダントを壊そうとした時に、チセが抵抗するんですね。そこでチセは、自分を家族と呼んでくれたり、帰る場所を用意してくれたのはエリアスだからと、だからエリアスが嘘吐きでもなんでも、エリアスが自分を必要としている間は、自分は彼のモノだと話します。
 これは分かる気がするなあ。「極道」だったかな? 極道の奥さんになる人が出てくる話で、自分の夫は堅気ではないけれども、自分を愛してくれる、だからそばにいる、という描写があると、あまぞんのレビューにありました。帰るあても行くあてもない自分を大事にしてくれる人がいるなら、その人の傍にいたいというのは、誰にでも少なからずあるんじゃないかと思います。
 この話は「銀魂」や「地獄堂霊界通信」シリーズなどのハイテンションな雰囲気に比べると、すごく静かな雰囲気なので、こちらも落ち着いて読めます。こういう落ち着いた作品もあっていいと思うんですが、なかなかないのがちょっと残念なところ。
 これからも読もうと思います。

 

・「QQスイーパー 1・2」最富キョウスケ
 天才的な掃除のプロ・堀北玖太郎(きゅうたろう)。校舎内の彼の大切にしている部屋にある日突然現れた少女・文(ふみ)。彼女は身寄りがなく、玉の輿を夢見る、ちょっと不思議な転校生で?(あらすじ引用しました)
 これは「電撃デイジー」を描かれた人の新しい作品ですね。「電撃デイジー」の最終巻でちょこっとだけ出ていた予告を見て、今度の作品も年上の男の人とのお話なのかな? と思いましたが、違いました。「電撃デイジー」は年上の男の人とのお話でしたからね。それがちょっと引き摺っちゃったようです。
 掃除屋をやっている男子校生・玖太郎と、ひょんなことで出会った女子高生・文は、帰る場所をなくしたことがきっかけで、転入先の高校の理事長・喜多川紘一に、家政婦になってくれるように頼まれます。いや、その前にすったもんだがあるんですが、そのすったもんだが決め手となって、紘一さんは文を家政婦として雇うことを決めます。
 この紘一さんが文に家政婦になってくれるように頼む場面がめちゃくちゃ印象に残りました。何しろ、人手不足なんだと切々と説明した上、「お願い助けて」と文に泣きつくんですからね。なかなかいないわああいう人。
 「電撃デイジー」でも、ヒロインである照はけっこうしたたかな性格だったんですが、こちらのヒロイン・文も、いい子なだけのヒロインなわけではないです。何しろ、しょっぱなから玉の輿じゃああ! と、玉の輿を語る場面がありますからね。どんな場面なのかは読めば分かりますよ!
 ただし、玖太郎や、玖太郎の助手としても働き始める文たちがやる掃除屋は、ふつうの掃除屋ではなく、ムシ――話の中では、骸思《ムシ》と呼ばれています――を退治することもかねています。弱ったり不幸になったりした人の心の中に入って行って、その人の心に入ったムシを追っ払うということもやっている、と、家政婦として雇われる時に、文は玖太郎から説明を受けます。
 この、人の心の中に入って行くための扉も話の中には登場するんですが、玖太郎には、その扉の向こうに行ってしまったという大事な女の子を止められなかったという辛い過去があることも、話が進むにつれて明らかになります。仲良くなった女の子といきなり会えなくなるのって、それは辛いなあ…。文が、今もその子のことを大事に思ってることを玖太郎から聞かされるという場面もあるんですが、こういう真っ直ぐな男の人がもうちょっと増えたら、世の中ももうちょっと平和になるだろうにと思わずにはいられなかったわたしは捻くれているのであろうか。
 ただ、玖太郎が大事に思っている女の子――ふゆは、話が進むにつれて、文と同一人物ではないかという疑問も出てきます。同時に、文が抱えている辛い秘密も明かされて、これからどうなるんだろうとやきもきしました。
 文に辛い秘密を抱えさせる元凶が2巻の最後に出てくるのですが、こいつにはぜひともぎゃふんとなってもらいてえと思います。



・「ハイキュー!! 15」古舘春一
 縁下などの活躍で、烏野は和久谷南を破り代表決定戦準決勝へ。次の相手は青葉城西と伊達工業の勝者。県No.1セッター・及川率いる青城と、新たな鉄壁を築いた伊達工の両者一歩も譲らぬ戦いを制するのは――。(あらすじ引用しました)
 いやあ、これも面白かったです。どんな作品でもそうですけど、魅力的なキャラクターがいないと話も面白くないのですが、この作品に出てくるキャラクターは誰もがキャラが立っていて、生理的に無理だという人は一人も出て来ないのがすごい。
 青葉城西と伊達工業の試合から始まるのですが、伊達工業では新しい戦力が出てきます。大型セッター・黄金川君がそうなのですが、彼に手を焼く二口さんとか、応援にかけつけてきた3年の鎌先さんが、そんな二口さんに「ざまあ」と笑うところとか、見どころ満載でした。試合終了後、鎌先さんが二口さんに練習相手して下さいと言われて「しょぉおがねえなあ」と早速ネクタイを緩めるところとかは憎めないですねえ。
 他にも見どころはたくさんあります。伊達工業と青城の試合が終わって、烏野と青城の試合がいよいよ始まるのですが、青城で及川さんが岩泉さんなどの3年に、サーブをミスったらラーメンやチャーシューをおごるように言われるところとか、サーブの前に3年の皆さんが「ショウユーウ!」「トンコォーツ!」「坦々めェーん!」と掛け声をあげるところとか、新しい戦力でもある京谷のある反論にムキになった溝口さんに監督が「正すところはいずれ正すよ」と地味に怖い声で零すところとか。烏野の方では、及川さんに「俺も思った☆」とネット越しにドヤ顔で挑発された影山君が「平常心平常心ヘイジョーシン」と怒りを押さえるところが印象に残りました。絵がちょっとずつうまくなってきているからか、影山君の怒り顔も話が進むにつれて怖くなってきている気がするのはわたしだけでしょうか。
 もう一人のセッターでもある菅原さんの投入など、烏野も勝つための手を次々と打って、青城に対抗します。じゃんぷでは試合は終わった後なので、結果はどうなるか知っているのですが、この作者はつくづく、バレーの見どころや魅力を伝えるのがうまいなあと思います。
 じゃんぷではいよいよ決勝。烏野がどう対抗するのか、これからも目が離せないです。



・「暗殺教室 13」松井優征
 殺せんせー暗殺に成功したその先は? 進路相談を行う事になったE組だが、渚は自分の才能の事で迷っていた。そして帰宅した渚を待っていたのは――。
 映画化おめでとうございます! わたしもぜひ見に行きたいところなんですが、残念ながら、日本の映画って、基本的には字幕がつかないので見られないんですよね…(泣)。外国の映画なら、戸田さんのような翻訳者が字幕をつけてくれるので、興味があったら見られるんですが。わたしと同じように思っている人は他にもいらっしゃると思うので、ぜひとも、月に一度とか限定でもいいので、日本の映画にも字幕をつける日を設けていただきたい。
 さて、内容はと言えば、前巻の続き――死神との対峙と、その結果と、進路相談の話がおさめられています。死神との勝負は、案の定な結果になりました。ただ、烏間先生も、クラスのみんなの言葉で、イリーナへの態度を反省して、イリーナにも謝罪します。よかった。
 進路相談の話では、渚のお母さんが初めて出てきます。出てくるんですが…こんなお母さんは誰でも嫌だわ…。モンスターペアレント、という言葉がありますが、モンスター親という言葉ってありませんかね? あれば、渚のお母さんがまさにそれだと断言できます。渚がどうして殺し屋の素質を備えるようになったのかも、その辺にあることが知れますしね。
 最後には殺せんせーのアドバイスもあって、どうにかうまく渚のお母さんを説得できましたが、みんながみんな、こんな風に綺麗に解決できるわけではないのが現実の悲しいところです。この作品は、現実の悲しいこともちゃんと直視しながら織り込んであるのが人気の一つでもあるんだろうなと思います。こんな風に解決できたらいいなと思うからこその人気なんでしょうね。
 ただ、じゃんぷでは、まさかのあの人がまさかなことになっているので、すげえ気になります。これからも追いかけていきます。殺せんせーの過去もやっと明らかになりそうな気配もしますし。やっぱりE組の前の担任の人と、殺せんせーは繋がりがあったのかなあ。

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