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やったれ烏野
2015.08.09
本日、「月光謳歌」更新しました。以前に指摘された、シンの曽祖父であるヴェルトール(青丹)が、相手の女の人とうんたらということは、この話で解決できたと思うのですが、どうでしょう。
 ノワーズとクロムウェルが騎士や聖職者となれる者達を世界中から集めて、今のクフィアをつくった話は、もう少し書く予定です。ヴェルトールが妻だと思い定めたひとを残していくのにどんな葛藤があったかを書きたいのもあります。彼もけっこう苦労人だったんです。

 以下、読書状況です。一日に一冊…と思ったんですが、やっぱり読んだ本がたまるほうが早かった。うーん、時間があるときに一気にあっぷもたまにやったほうが効率がいいのかな。というわけで、今日は何冊かいきます。



・「ハイキュー!! 17」古舘春一
 青葉城西がマッチポイントを迎えた県代表決定戦準決勝の第3セット。1点取られたら即試合終了の窮地に烏野は、持てる力の全てで最後の勝負に挑む。宿命の青城戦ついに決着。(あらすじ引用しました)
 この巻でついに青城戦の決着がつきます。しょっぱなからレベルが高すぎるぶつかり合いが見られます。これ決勝じゃないとおかしいんじゃないのかと思うくらい。
 個人的に印象に残ったのは、最初のほうに、影山も喧嘩を売るくらい(それくらいににらみつけていた)の集中力の高さを見せていた日向ですね。こういうところは一巻からちょいちょい見せてくるので、こういう見せ方も作者の腕だなあと思います。そうそう、こういうところがあったとひざをついてしまいますね。この日向が最初からやらかしてくれます。おかげで青城はますます追い詰められるので、烏野としてもうれしい驚きだったでしょうね。
 この後は頭脳戦でもありますね。どのスポーツでもそうですが、体を動かしてはいても、頭脳戦とあまり変わらないんじゃないかと思います。相手の裏をかかなければ、点数につながらない。日向の次にやらかしてくれた影山も、相手どころか、観戦していた人達の度肝を抜いてましたから。
 次のサーブ・乱打で、いよいよ決着がつきます。結果はまあわかると思うのでぶっちゃけてしまいますが、烏野の勝利です。最後の一点を手にしたときの、烏野高校の子達の雄叫びは、台詞こそないですが、紙の上からでも聞こえてくるようでした。青城に勝つことは悲願だったので、そのために努力を重ねてきたのを読んできたので、いっそうしみるんでしょうね。よかったねみんな……!
 いよいよ決勝・白鳥沢戦に挑みますが、左利きってそれだけで厄介なんだなと知らされます。田中のお姉さんである冴子さんもこぼしていますが、「左ってだけで、何か特別すごいの?」という疑問に、ウシワカはその実力を突きつけてきます。左利きの人が、左利きの道具が少ないと嘆くのをたまにテレビで見ますが、こっちも左利きは厄介じゃないかと言いたくなりました。
 ただ、最後に、西谷がやってくれます。あの「上がったアアア」は、試合が終わった後で、きっと白鳥沢にとって苦い記憶になることを願いたいです。
 ちなみに、個人的に、やっぱり及川さんとウシワカ、好きになれんわと思いました。青城戦が終わった後で、及川さんとウシワカがちょっと話す場面があるんですが……ウシワカのあれって、自信というより、傲慢な気がする……。
 そのウシワカの自信をぜひとも烏野にはへし折っていただきたいところです。やったれ烏野!



・「レイデ夫妻のなれそめ」山崎黒
 『完璧な夫婦』と評判のレイデ伯爵夫妻。妻リナは愛らしい淑女、夫ザイラスは優しい紳士だ。だが、リナは夫に秘密がある。その秘密のために訪れた下町で、リナは夫を見かけた。なぜこんなところに彼が?夫を追うリナは路地裏で物盗りに遭い―「てめぇ、俺の女に気安く触るんじゃねえ」リナを助けたのは、普段とは別人の粗暴で口の悪い夫。彼は一体、何者なの?(あらすじ引用しました)
 これはけっこう前に読みました。作者の山崎さんは、サイト時代から知っているんですが、ちょっとご無沙汰していました。これはシリーズになるかどうかわからないんですが、読み切りということで、手に取りました。
 すっげえ印象に残ったのは、三枚目の挿絵ですね。主人公である奥さんとそのお兄さんが描かれているんですが、いやあ、この兄妹のそっくりなことそっくりなこと(笑)。あのさわやかな笑顔は経験の賜物だと思います。こういうお兄さんがいたら退屈しないだろうな。
 この話は、簡単に言えば、悪い人達が悪いことをたくらんで、その人達を追いかける仕事をしている主人公の旦那さん――ザイラスの仕事を知ったリナが、持ち前の好奇心で旦那の仕事に関係する人やらなにやらに首を突っ込んでしまったため、悪い人達にさらわれてしまいます。ザイラスがそんなリナを助けるという話になっています。わかりやすい説明になったと思いますが、どうでしょう。
 ただ、あらすじにもあるとおり、ザイラスとリナはお互いのことを知りません。いや、知らないというのは、性格や仕事についてであって、まったく何も知らないまま結婚したわけではなくて、ザイラスのほうは、リナのことを知っていて結婚したという……このへんはちょっと読んでみないとわからないかと。
 とまあ、そういう結婚だったので、リナの旺盛な好奇心を知らなかったザイラスはうろたえてリナのお兄さんに迫る場面があるんですね。それが印象に残った三枚目の絵です。いやあ、あれは三人の性格を見事に表現していらっしゃる。ああいうのも絵師の腕でしょうね。
 ファンタジーで、ちょっとドロドロがあるかと思いますが、全体的にはすっきりした話だと思います。



・「魔女の使い魔は王子様でした。」瑞山いつき
 美女姿に変身していた魔女リタが、仔猫のような魔物と使い魔契約を結んだ翌朝―檻の中に入れていた魔物が、なぜか青年になっていた。しかも彼は、自分はこの国の第一王子ヴァルトで、魔女に助けを求めに来たのだと分かりやすい嘘をつく始末。これは絶対に舐められている。しっかり躾けなければと思っていたけれど…。まさか本当に王子様だったなんて? 呪われた王子様をうっかり使い魔にしてしまった魔女の解呪ラブファンタジー。(あらすじ引用しました)
 瑞山さんの本は、何冊か紹介したことがあるのでご存知の方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。「眠れない悪魔と鳥篭の歌姫」を書かれた人の新しい本です。
 この人の作る世界はどれだけあるんだろうと思います。ファンタジーを描くには、その世界の設定も必要なんですが、矛盾しないように設定するのもなかなか。今回の舞台になっている世界の設定も、魔法や、魔法使いが一人前になったら行ける世界があることとか、そのために魔法使いは額にある石の色を変える(腕を上げる)ために修行することとか、けっこう細かい説明があります。ただくどいわけではなく、登場人物に語らせたりしてあっさりされるので、読みやすいかと。
 印象に残ったのは、王子様が主人公である魔女・リタに一目ぼれするシーンと、リタが王子と走らずに使い魔にしてしまったヴァルトに「おかえり」といわれて、うれしさをかみ締めるシーンですね。どっちもきゅんとしました。
 ヴァルトは王子であるため、その責任と立場を叩き込まれたんですが、できれば王子には生まれたくなかったという彼の葛藤も書かれます。それと同時に、リタが早く一人前になって別の世界へ行きたいと願っていること、でも一人でいるのは嫌だという葛藤も。誰もがそれぞれの葛藤を抱えていることがちゃんと書かれているので、どうにかみんな幸せになってほしいと思ってしまいます。
 最後はヴァルトに呪いをかけた相手と決着がつくんですが、リタが一人前になって別の世界へいけたかというと、そうではなく、まだ半人前で、それゆえにヴァルトにちょいちょい遊びにこられるようになってしまうという終わりになっています。彼らがこの先、どうなるかはわかりませんけれども(作者のみぞ知るですね)、最後の場面では幸せそうだったので、よかったです。
 魔法の世界がお好きな方にはお勧めできると思います。



・「失恋令嬢の意地悪な先生」宮野嘉穂
 貴族の娘アイラは人助けが趣味のお騒がせ令嬢。困った人を放っておけず、自分から騒動に突っ込んでいっては、幼馴染みで主治医のキールに叱られてばかりだ。無鉄砲なアイラを冷たくあしらい、時には意地悪なお仕置きもしてくるが、最後はかならず助けてくれる頼もしいキール。本当は彼が大好きなのに、かつて彼にフラれた経験があるアイラは恋心を封印している。そんなある日、アイラは美形の従兄から思いがけず求婚されて――。(あらすじ引用しました)
 いやー、これは笑えました。主人公であるアイラの性格もそうですが、彼女の周りにいる人達もクセのある人ばかりです。アイラに求婚したエリオットは、ある理由でそうしたんですが、求婚してすぐにその核心をアイラに見破られそうになって慌てるという。しかもこのエリオット、アイラの想い人であるキールに、昔、かなり懲らしめられたために、キールには激しく苦手意識を抱いているというね。なんて哀れ。
 アイラとキールが両思いなのは、けっこう早くから語られるので、明らかになります。両思いなのになんですれ違ってるんだ? と思いますが、お互いにちょっとはっきり伝えることができなかったのが原因というか……アイラの告白だって、最初は寝言ではっきり言葉にできなかったのがちょっとまずかったというか。キールも、アイラに「好きにならない宣言」をされて、ショックを受けるんですが、そのときになってようやくアイラへの恋心を自覚するというね。要するにじれったい二人なわけです。
 エリオットのひそかな奔走と、町に広がる不気味な病気が絡められながら、話は進んでいくのですが、たまに挟まれる、アイラとキールの攻防戦が、いやもう。君たちは両思いなんだから、いい加減に素直になりなさいと何度突っ込んだことでしょうね。
 最後には町に広がった病気もエリオットの求婚も、アイラとキールの攻防戦も無事片付きます。大団円というのはこういうのを言うのでしょうか。
 ただ、ちょっと気になることがひとつ。アイラは体が弱いんですが、キールとの間に子供はできるんでしょうか。子供ができたらそれはそれでキールがますます溺愛しそうな気もしますが、どうでしょう。
 笑える話が読みたいならお勧めです。

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