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台風が近づいてきています。夏に来ないのって珍しいな…。台風が来た時には、外出は控えたいと思いますが、仕事はどうなるのだろう。第一に安全を確保していただきたいです。
 では以下、読書状況です。島田荘司さんの御手洗潔シリーズ「占星術殺人事件」「斜め屋敷殺人事件」など、読んだ本はけっこうありますが、個人的に面白かったと思うものだけをあげておきます。読んだ本全部をあげたらきりがない…。そのかわりといってはなんですが、読んだ本へのあまぞんのリンクを一番下に貼っておきます。



・「天久鷹央の推理カルテ」知念実希人
 統括診断部。天医会総合病院に設立されたこの特別部門には、各科で「診断困難」と判断された患者が集められる。河童に会った、と語る少年。人魂を見た、と怯える看護師。突然赤ちゃんを身ごもった、と叫ぶ女子高生。だが、そんな摩訶不思議な事件には思いもよらぬ病が隠されていた? 頭脳明晰、博覧強記の天才女医・天久鷹央(あめく・たかお)が解き明かす、新感覚メディカル・ミステリー。(あらすじ引用しました)
 行きつけの本屋さんで、表紙が見えるように置いてあったので、ちょっと気になっていました。ただ、帯に累計何万部とあるものは、だからといって面白いとは限らないというのも、経験上知っていたので、どうかなあと。とりあえず一巻を読んでみようと手に取った次第です。
 ネタばれになってしまいますが、潜水病、子宮外妊娠、代理ミュンヒハウゼン症候群などの病気が出てきます。病気を絡ませた話を書くのは難しそうなんですが、身近にありそうな話として書かれています。登場人物は、当然なんですが、病院で働く人達で、その人達からの視線で書かれているので、彼らがどうやって病気を探っていくかの過程でもあるので、こういう風に助けてくれているんだなとも思えるんじゃないかと。
 印象に残ったのは、この巻の最後の話「オーダーメイドの毒薬」ですね。ある男の子の治療に当たることになるんですが、幾ら手を尽くしても原因がさっぱり分からないということで、鷹央も腰を上げることになります。というより、この男の子の母親が、医療過誤で鷹央を訴えるので、鷹央としてもその真実を見極めるために動かざるを得なくなります。しかしその訴えの行方は、鷹央を訴えた母親の意外な事実を明らかにすることで終わります。この事実が、さっきも言った代理ミュンヒハウゼン症候群なんですね。話の中でも説明がされていますし、ネットなんかでも紹介されているところがあるので、詳しくは書きませんが、そうまでして男の子の母親は何がしたかったんだろうなと、ちょっと空しさを感じました。下手すれば子供を死なせてしまったかもしれないのにと思うと尚更です。
 興味深い話だったので、二巻と四巻と、最新巻「スフィアの死天使」も読んでみました(三巻は本屋になかったので買えなかった)。でも、うーん、登場人物の一人である鴻ノ池さんが、どうもなあ…。小鳥遊(たかなし)さんや鷹央のことが好きなんでしょうが、それにしたってちょっと馴れ馴れし過ぎやしないかなあと思ったので、たぶん追っかけはないと思います。



・「宝石商リチャード氏の謎鑑定」辻村七子
 酔っ払いに絡まれる美貌の外国人・リチャード氏を助けた正義。彼が国内外に顧客を持つ敏腕宝石商と知り、誰にも言えないいわくつきのピンク・サファイアの鑑定を依頼する。祖母が死ぬまで守っていたその宝石が秘めた切ない謎が、リチャード氏により解かれる時、正義の心に甦るのは――?(あらすじ引用しました)
 この作者は以前に「螺旋時空のラビリンス」を書かれた人で、迂闊にも更に本を出していたことを知りませんでした。くう、わたしとしたことが…。でも本屋さんで二冊とも買えたので、相殺して満足です。うへへ。でもこれからはちゃんとチェックしよう。
 タイトルやあらすじにある通り、宝石にまつわるお話です。ルビーやダイヤモンド、サファイアなど、ちょっとした説明をリチャードがしてくれるので、ちょっと詳しくなれた気になります。あくまでもその気になっただけですが。うん。
 個人的に印象に残ったのは、ルビーの真実というお話ですね。最初の話は正義のおばあちゃんの昔話なんですが、おばあちゃんの宝石の鑑定をきっかけに、正義はリチャードのお店でバイトとして働くことになります。そこに来たお客さんが、ルビーにヒート処理がされているかどうかを確認して欲しいとリチャードに依頼します。話が進むにつれて、このお客さんの恋愛関係がはっきりしてくるんですが、この恋愛関係にびっくりしました。うーん、他に好きな人がいても構わないから結婚しようって…うーん、わたしなら丁重にお断りするかなあ…。恋愛って難しいなあ、と思ったお話です。
 正義はちょっと天然が入っている子なので、読んでいてにやにやします。特に正義のぽろっとした発言にうろたえるリチャードの様子がもうたまらんですな。かわいいよリチャード。この二人のかけあいも楽しく読めるので、おすすめです。



・「宝石商リチャードの謎鑑定 エメラルドは踊る」辻村七子
 美貌の敏腕宝石商・リチャード氏の店でバイト中の正義。氏の鑑定眼はますます冴え渡り、日々厄介な謎が持ち込まれる。本日老舗バレエ団から依頼されたのは、死んだバレリーナの呪いがかかったエメラルドのネックレスの謎鑑定。リチャードがエメラルドから導き出す意外な真相と、石に秘められた想いとは?(あらすじ引用しました)
 これは上にあげた「宝石商リチャード氏の謎鑑定」の続編にあたります。この巻でもお客さんが持ち込む宝石にまつわる謎を追う話になっています。
 タイトルにもなっている「エメラルドは踊る」は三話目におさめられていますが、わたしの印象に残ったのは、その前の二話目の「戦うガーネット」です。
 女の人のお客さんが指輪を買いたいとお店に来るんですが、このお姉さんが「美人は得ですよね」と言うんですね。リチャードは美形だと、一巻でも触れていますが、それゆえにリチャードが今まで経験してきた嫌な出来事も山ほどあるということも明らかになります。美人が得か、そうじゃないほうが得かというのは、昔からけっこう議論がなされていますが、個人的には、美人は目の保養になるなあと思いますが、真ん中あたりがいいんじゃないかなあと思います。そんな個人的な意見はさておき、この話は、依頼人であるお姉さんの元彼が意中の彼女にふられるという終わりを迎えます。宝石はどのような状況であっても、心に安らぎを与えるものだと、リチャードが言っていますが、その逆に人を不幸にするようなことはできるだけ防ぎたいということも、別の話の中で言っています。
 個人的に気に入っている場面がありまして、正義がリチャードに臆面もなく「世界一綺麗な男が俺の目の前に立ってる」と言ってのけるんですね。さすが正義、天然最強の人たらしよ…。恋愛でもその調子で行けばいいのにと思いますが、うまくいかないもんですね。
 このシリーズは追っかけていきます。続編が出たらですが…是非とも出て欲しい。

 

 

 

 

 



 「身代わり花嫁の懺悔日記」と「黒猫菓子店初恋日和」は全体的にほのぼのしていてよかったです。

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