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みなさまこんにちは。お寒い日が続いておりますが、お元気でしょうか。ワイは幸い、今のところ、インフルにも風邪にもならず(ありがたや)、なんとか過ごしております。ただ朝、布団の中から出るのが嫌でしょうがないですわ…。特に金曜日の朝。ああ、今日も起きないといけないとか、今日からお休みならええのにとか、駄目人間ですね。
 あと、ちょっと変わったこともあります。実は去年の後半ぐらいから、なんか目が痛くなるのが増えたなーと違和感がありまして。特に高速道路を通ってお出かけに行く時(田舎なのでイオンとか大きな本屋とかはちょっと遠いところにあります)なんかは、帰った後によく目に違和感を覚えるようになりました。特に今週に入ってからは、目が痛いなとよく感じるようになりまして、これはまずいな、と、土曜日に病院に行った帰りに眼鏡屋さんに寄って目の状態を見て貰いました。案の定悪くなっておりました。なんてこった。というわけで、眼鏡のレンズを変えるついでにフレームも新しくすることに。お金が飛びましたが、目が痛いのが続くよりはいいやと思い切りました。一週間ほどで新しい眼鏡が届くそうで、待ち遠しいです。
 そういうことがあったので、物書きもちょっと控えようと思いまして、今週は読書状況だけあげておきます。ぱそこんを見るのもちょっとしんどいんだ…。仕事でもずっとぱそこん使うしなあ。



・「ハイキュー!! 30」古舘春一
 〝最強の挑戦者〟稲荷崎を相手に奮闘する烏野。均衡を破り、第一セットのセットポイントを得るが、一人調子の上がらない田中が狙われる。圧を増す角名《すな》のブロックに募りゆく焦燥感、かつてない苦境に田中は――?(あらすじ引用しました)
 三十巻突破、おめでとうございます! 作者もカバーの裏のコメントで、もう三十巻ですと書かれていますが、40巻とか50巻とか突破してもついていくと思います。ただ烏野のこのメンバーのままでいくとなると、この春高まで続くだろうから、春高が終わったら連載も終わるのかなと思うので、40巻はあっても50巻はないかなあ。
 巻数の話は置いておいて、30巻の内容は、前巻に続いて、対稲荷崎戦が描かれます。同時に、音駒の早流川《さるかわ》工業との試合も描かれていまして、音駒メンバーの奮闘も見られます。この試合の合間に、前夜に三年メンバーがちょっと話している場面があるんですが、実にそれぞれの性格がよく分かります。研磨が「レベル上げやる?」と、試合で負けた黒尾を気遣う回想もありまして、この回想の最初に音駒小学校との試合相手の名前もちょこっと出てくるんですが、根炭小学校とあったんですね。ねずみ? →ネズミ…→鼠! と気付きまして、猫相手だけにネズミときたかと。古舘先生のセンスがもう素晴らしいと思いました。
 ちょっとずれましたが、音駒と早流川の試合で、やる気があんまりない研磨が踏ん張ります。ここで読みながらちょっと怖いと思ったのは、早流川の思惑――セッターである研磨を走らせることに、観客である戸美高校の元キャプテンの優も気付くんですが、音駒はそれより前に気付いていて、更なる作戦をぶちこんできていたことです。いつから? と、早流川も疑心を抱くようになるんですが、いやあ、音駒怖い。そんなこんなで、音駒はなんとか早流川との試合に勝ちます。
 一方、烏野はブロックの完成が早くなってくる稲荷崎にちょっと苦戦し始めます。田中も狙われるようになって、傍で見ている烏養コーチや谷地マネージャーだけでなく、試合を見に来ている梟谷の木兎や赤葦、それに田中の幼馴染である叶歌《かのか》とその友達(名前が出ていないので分からない…古舘先生、そろそろ名前お願いします)も気を揉むようになります。しかし、そこは田中。帯に出ているように、「下を向いている暇はあるのか」と、減りかけたメンタルを持ち直します。すごい。合間に田中たち二年の入部初日のエピソードもあるんですが、この巻で一番印象に残ったのはこの初対面プロポーズ事件でした。すごいな田中…!
 しかし最後、稲荷崎のセッターはやっぱり好きになれないなと思う場面で終わりました。がんばれ西谷。これからも追いかけていきます。



・「宝石商リチャード氏の謎鑑定 転生のタンザナイト」辻村七子
 将来の進路を思い悩む正義の前に、ひとりの男が現れた。染野閑《しめの・ひさし》。正義の父親だ。家庭内暴力で正義の誕生後すぐに離婚していたのだが、金がなくなり正義を探し出して近付いて来たのだ。何度追い払っても執拗につきまとわれた正義は、リチャードに迷惑をかけるわけにはいかないと「エトランジェ」を辞めようとするのだが――?(あらすじ引用しました)
 帯には「第一部完結」とありましたが、このシリーズは完結したわけではなく、また続きがあるようです。本文を読めば分かると思うんですが、プロローグとエピローグの話が繋がっていて、ああこれはちょっと近い未来のリチャードと正義の話なんだな、と分かるようになっています。これを読んだら分かるんですが、正義、公務員にはなれなかったんですね。でもリチャードと一緒に仕事をしているのは相変わらずのようで、仲良しだなあと微笑ましくなります。
 さておいて、話は、お客さんのお話と、正義の好きな人である谷本さんのお話と、最後に正義の実の父親の話になります。谷本さんのお話にはパライバ・トルマリンという宝石が出てくるのですが、この宝石を巡って、小学生の頃にトラブルがあったのだと谷本さんがリチャードと正義に話します。その話を読みながら、いやそこまで勘繰るのもどうだろうと思ってしまいました。ただ最後の方で、リチャードから思わぬ提案を受けたので、谷本さんの小学生の頃の友人も何とかなりそうでよかったです。人間関係って難しいなあとつくづく思いました。
 最後の話で正義が実の父親と対決するのですが、いやあほんと、この父親、もうどうしようもないですね。これまでも正義は実の父親についてどうしようもないと何度かこぼしていましたが、まさにその通りで、実の息子に無心しようとします。あらすじにもある通り、正義はリチャードに迷惑がかかる前にと、エトランジェを辞めようとするのですが、そんな正義の異変をリチャードが見逃すはずもなく、意外な助っ人も呼んで正義の父親に対応します。いやあ、このくだりが一番良かった(笑)。正義の反応がもう素晴らしかったです。「俺、どこかで死んだのかな」とかね。結果としてなんとかおさまったのでよかったです。
 ひとまずここで宝石商シリーズは一区切りつくようですが、この作者さん、今月にまた新しく本を出されるそうで、いつの間に書いてたのとびっくりしました。もしかするとシリーズと並行して少しずつ書かれていたのかな? なんにせよ、この作者さんはデビュー作から個人的には外れがないので、楽しみです。はよ出ないかな。



・「アリスマ王の愛した魔物」小川一水
 弱小なディメ王国の醜悪な第六王子アリスマは、その類まれなる計算能力によって頭角を現していくが――森羅万象を計算し尽くす夢に取り憑かれた王を描き、星雲章を受章した表題作、英語版アンソロジー初出の宇宙SF「ゴールデンブレッド」、なぜか自律運転車に乗せられる人型ロボット、アサカさんを通して、AIの権利を考察する書き下ろし「リグ・ライト――機械が愛する権利について」ほか全5編を収録の最新作品集。(あらすじ引用しました)
 これは行きつけの本屋さんで、文庫の新刊コーナーにあったのを見つけたので買いました。以前にこの作者さんの本を何冊か読んだことがあるのもあります。
 いやあ、これはなかなか興味深かったです。楽しめたのは「星のみなとのオペレーター」というお話で、この話には宇宙船が停まるための港のオペレーターをつとめる女性の主人公が出てくるのですが、その主人公がある日、不思議な物体に出会います。ロボットみたいなんですが、これが実は小さな体の下にすごく大きな本体を隠していたことがわかります。ただ出会った当初は主人公はそのことをまだ知らないので、コーンみたいなその物体を「コンちゃん」と呼ぶようになります。ある日、ウニ襲来という事件が起きるのですが(これはちょっと説明するのがややこしいので本文で確認してください)、それをコンちゃんと主人公が解決することになり、ついでに主人公の恋愛もどさくさにまぎれて成就するというちょっと笑えるお話にもなっていると思います。
 タイトルにもなっている「アリスマ王の愛した魔物」なのですが、これはある人物が昔話を話すみたいな形で話が進んでいきます。計算で国を支配したり他の国を滅ぼしたりするって、果たして可能なのかなと思いますが、何より気になったのは、この話を話したのが誰なのかということです。計算で国を支配し、かつて見合いで自分を振った他国の王女への復讐を果たした王様も怖いですが、王様に計算ですべてを支配するようにと提言した魔物も怖いと思います。
 このふたつの話も含め、この本におさめられているお話はどれも男の人が好きそうなものだと思うので、男の人にはお勧めかと思います。短編集なので、旅行などの飛行機に乗っているとかの時間を潰すのにもいいかもしれません。

 あとは梨沙さんの新作もぱらぱらと読んだのですが、なんていうか…すごくドロドロの要素がこれでもかと詰め込まれているので、ちょっと合いませんでした。続きが出ても読まないかなあ。ドロドロが好きな方にはたまらないかもしれません。

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