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遅い閃き
2011.01.11
 わたしの実家ではPCはPC机の上に設置されています。冬は当然寒いので、炬燵の代わりにブランケットなどを足に巻きつけてPC机に向き合って作業するのが常です。なので足元は冷えます。辛いです。
 しかし、読書の感想などを記事にする時は小説を書くようにあらかじめノートPCでデータを作成して、それから実家のPCでコピペすればいいのではないかと閃きました(マイノートPCではネットに接続できません。実家にあるPCだけがネットに接続できるので、サイト関係の作業をする時はそちらを使います)。それだと炬燵に入ったまま作業できますし、寒い思いをする時間も減ります。遅い閃きですね。
 というわけで、今日のこの記事はマイノートPCで作成したものをコピペしたものです。
 
 前置きはここまでにして、読書状況いきます。
 思い出したものから順に。
 
 

 すっかり忘れていましたが、少し前に読んだものです。坂木氏の本は以前にも「青空の卵」(三部作になっています)を読んだことがあるのですが、個人的には少し好みではないな、と思っていたのですが、これはあらすじからして面白そうだったので。
 大家族の長女に生まれた女の子が主人公で、大学生の夏休みに初めて自分のための時間を得るが、それまで自分のための時間を過ごしたことなどなかったので戸惑う。そこで沖縄のホテルでバイトをすることになったが――というお話です。ホテルで働く人達と、そこを訪れるお客さんに翻弄されながら、ちょっとした事件に巻き込まれたりします。
 主人公のちょっと暴走し過ぎなところもありますが、そこをちゃんと指摘してくれる人も出てくるので(これがまたひと癖ある人なのですが。何しろ二重人格ですから)、収まるところに収まる、穏やかなミステリーだと思います。
 



 この作者の本の「煌夜祭」は以前にも紹介したことがあると思うのですが、この人の書かれるものはほんっとうにすごいです。この「夢の上」も例外ではなく、読み終えた途端、次はまだかなと首を長くしたくらいです。
 夢売りが夜の王に「夜明けを所望します」と願い出る。それに対して王は「夢を見せて貰おう」と返す。夢売りはそれに応じ、夢の結晶を取り出し、二人の夢を語り始める――
 この本には二人の物語が夢売りによって語られます。下手に言葉を重ねてもこの本の魅力はなかなか伝わらないと思うので、とにかく読んでみて下さいとしか言えません。壮大なファンタジーで、本も同社の他の本に比べると厚いですが、それだけ読み応えがあります。続きが待ち遠しい作品です。
 


 上に挙げた「夢~」と同社から出たもので、「デルフィニア戦記」シリーズ(これもお勧めです)を生み出した作者の新刊です。
 やる気なし、根性なし、能力なしの事務所の所長が、凶器あり、指紋あり、目撃者あり、動機もありでアリバイなしの被告人の無罪証明を頼まれた――という内容です(本の裏にあるあらすじをそのまま引用致しました)。
 とても興味をそそられるあらすじでしたので、これは面白いだろうと期待しましたが、期待を裏切らない面白さでした。キャラの一人ひとりが魅力的ですし、ストーリーも申し分ないです。ただ、お金持ちというか、そういう権力欲が強い人達の欲深い様子も鮮明に描かれるので、欲深いなあ、と呆れさせられますが、最後にはちゃんと、因果応報というのか、そういう終わりになっているので、安心して読めます。このような勧善懲悪の要素があるのは茅田氏の作品だけでなく伊坂幸太郎氏の作品にも共通しているよな、と密かに思っています。
 


 すぐ前の記事でも触れましたが、「怖い絵」シリーズ(三巻まで出ています)を手がけた作者の本です。外国に実在した歴史的人物を取り上げたものですが、ギロチンや毒殺など物騒で血生臭い要素がこれでもかと詰め込まれています。
 この本では主に王とその妃であった人物に焦点が当てられ、どのような結婚生活だったか、その後どんな生涯を送ったのかが書かれています。たとえばアン・ブーリン、雷帝と呼ばれたイワンなど。詳しくは触れませんが、いずれも壮絶な人生を送ったようです。
 わたしとしては当時の政治的状況や貴族だった人たちがどのような生活を送っていたのか知れて興味深かったのですが、しかしやはり平和な日本に生まれてよかったと噛み締めもしました。もし結婚するとしたら絶対温和な人としようと密かに思っています。
 


 基本的には単行本は買わずに文庫本が出るまで待つのですが、これはドラマになっていたこともあって、どんな話なのだろうと気になって買いました。
 大学を卒業して入った会社をすぐにやめてバイトを転々とするが、母がうつにかかっていることを知り、姉からの激励もあって、工事のバイトを続けながら正社員としての仕事を探し始める――という内容です。
 実はこの本はあまぞんのレビューでは半々だったので、少し不安だったのですが、わたしとしては納得できる話でした。この人の作品にはお約束の恋愛要素もばっちりあります。わたしも退社したばかりなので、主人公にはわりと共感できるところがありました。読み終えた後、やっぱりちゃんと仕事をしようと思いました。……仕事が見つかるか激しく不安ですが。ちなみにあとがきを読んで、作者の意外な社会人事情を知って驚きました。
 


 「ミミズクと夜の王」の続編です。毒吐きと呼ばれる少女が主人公で、彼女の生国の政治的策略により、彼女は声を奪われ、隣国の呪われた王子の許へ嫁ぐ――というお話です。
 この呪われた王子というのは、「ミミズク~」で舞台となった国の王子のことです。毒吐きの少女がその国で足掻き、恋を知ります。ときどき痛くて、でもどこか清々しい、仄かな優しさがある寓話のようなお話です。こちらも前作と合わせてお勧めです。
 


 小野氏の作品は「屍鬼」「十二国記」「魔性の子」を読んだことがあるのですが、この作品(シリーズになっていて、順次刊行されるそうです)は珍しく――というのも偉そうかもしれませんが、悲劇的要素も暗い要素もほとんどないです。主人公が天真爛漫な女子高生ですから、そうなのかもしれませんが。
 主人公の女子高生である麻衣は通っている高校のすぐ近くにある廃校(幽霊が出るなどの噂がある)の調査に来た青年・ナル(本名ではないです)の助手に怪我を負わせてしまったため、その助手の代わりとしてナルの仕事の手伝いをすることになる。しかし学校はナルの他にも何人かの霊能力者に調査を頼んでいた――というお話です。この霊能力者の人達が実に個性的で、それぞれ我が強いです。「スラムダンク」に出てくる湘北高校のバスケ部の皆みたいだと言えば分かるでしょうか(もし知らない方がいらっしゃいましたらすみません)。
 ジャンルではミステリーに分類されるようですが、この作品はすごく現実的です。結末もどちらかと言えば現実的な結果でした。ホラーのようなおどろおどろしさはあまり感じられなかったので(ホラーはすげえ苦手)、これから刊行されるシリーズを集めるつもりです。楽しみ。

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