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 読書状況いきます。彩乃ちゃんのお告げと県庁おもてなし課。
 


 
なぜか“救世主さま”だという女の子を預かることになった。彩乃ちゃんといって、一見ごく普通の、小学五年生の女の子だ――。花屋に努める二十代の智佳子、進路に悩む高校生三年生の徹平、東京から地方に越してきた小学五年生の佳奈が、彩乃ちゃんとの出会いで知った人生の奇跡。前に進むすべての人に捧げる物語。(あらすじ引用しました)
 橋本氏の新刊なので買いました。三人が同じ子――彩乃ちゃんと出会って一緒に過ごす、その話がそれぞれの視点で書かれたお話です。文体(ゴシックとか、明朝体とかの文字の種類)もわたしが今まで見たことのないもので、そのためか、全体にしっとりとしたような雰囲気が感じられました。
 わたしのお気に入りの話は、徹平の話でしょうか。他の人から見れば不思議に思えるようなことを続ける彼が、雨の日に彩乃ちゃんからある言葉を受け取る場面が印象に残りました。また、少年らしく、青春の悩みも抱えていて、青春だなあ、とほのぼのしました。
 この本についている帯にある言葉も印象に残るものでした。「続けると、きっといいことがあるから」。名言だと思います。
 
 


 とある県庁に突如生まれた新部署“おもてなし課”。観光立県を目指すべく、若手職員の掛水は、振興企画の一環として、地元出身の人気作家に観光特使就任を打診するが……。(あらすじ引用しました)
 有川氏の新刊です。いつもなら単行本は滅多に買わないで、図書館に入ったものを借りて読むのですが、母にこの本も入るかなと聞いてみたら、「買った方が早い」。というわけで買いました。
 この観光特使にと誘われた作家さんが、最初からやらかしてくれます。読み進めてみれば、純粋に育った町のことを何とかならないかと心配してるからだと分かるのですが、読み飛ばそうかと思ったくらい、最初のうちは彼の言葉ひとつひとつが刺さってきました。職場にいた頃の自分を見ているようでいたたまれなくなったというのもあります……。でもそれでもくじけずに、彼に助言を乞って足掻いた掛水さんはすごいと思いました。
 観光をテーマに取り上げられているので、自分の町には何があるかを探すという場面もあって、そうか、当たり前だと思っていたことが実はそうじゃないこともあるのか、と目から鱗になったところもありました。
 有川氏の作品にはお約束である恋愛要素もちゃんとあります。二組のカップル(未満というべきでしょうか)が出て来て、それぞれの葛藤やらが描かれています。わたしではこのような葛藤なんかの表現がうまく書けないので、憧れます。
 ページ数が結構あって読み応えがありましたが、それだけでなく、巻末には有川氏を交えた対談が収められているので、ちょっと得した気分になりました。
 
 以下は拍手返事です。レス不要の方も、有り難うございます。励みになります。
 
 
>面白かった~の方へ
 拍手小説をお読み下さったようで、有り難うございます。最後の方にあったZZZというのがハンドルネームということで宜しいでしょうか?
 続きを楽しみにしてくださるというのは「凍て月の鬼」をということでしょうか。有り難うございます。これはまだちょっと続きが見えてこないので、更新停滞気味になっておりますが、完結だけはさせたいので、しばらくお付き合い下さると嬉しいです。
 では、またのお越しをお待ちしております。

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