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台風一過
2011.05.30
 台風が過ぎました。どうなるかと思いましたが、さして被害もなかったのでよかったです。ただ、北方はまだ警戒しないといけないと思うので、北方にお住まいの方はどうぞ気をつけて下さいませ。
 では読書状況です。



・「めんそーれ! キソ会長」柴村仁
 
「おーい! キソ会長」の続編です。「修学旅行で沖縄に上陸! 浮かれポンチな木曽たちだが…/僕達の修学旅行と先生(アイドル)を守れ!」と書かれている帯にある通りの話です。修学旅行に行くことになった主人公・木曽たちが出くわす事件やらが主な内容になっています。
 これも楽しめました。特に男子高生の女子へのあれやこれやの妄想やらがリアルに描かれていて、そうなのか、こういう年頃ってそうなのねー、と勉強になったり。あと、そうそう、修学旅行って妙にテンションあがるもんだよねーと懐かしくなったり。同じ年頃の男子がどんなことを考えているのか知りたいという乙女にはお勧めできるようなできないような。個人的にはちょこちょこ本を読む勝村君が味があってよかったなと思います。こういう読書少年ってあまり見掛けなかったような気がするな。
 ただ、女子がちょっと怖かったです。わたしも同性なので、同じ女子なのに? と思われそうですが、しかしあんな粘着性は流石に持ってないので。嫌なことをされたからっていつまでもそれはどうだろう……。でも丹野女帝(うちの透のように女史ではなく女帝です。なぜなのかは本編をどうぞ)が相変わらず男前なので、ちょっとホッとしました。しかしこんな人の下につく木曽君も苦労するなあ、と思ったり。
 これを読んだ後に、前の「おーい~」を読み直してみたのですが、美術部部長なる男子が出て来て、これはもしや「プシュケの涙」三部作に出てくるあの人だろうか? と発見しました。名前ははっきりとは出なかったので確かかどうかは分かりませんが、こういう遊び心がある作者は好きです。わたしもこういう遊びをこっそりしてますしね。
 
テンポの良い青春小説を読みたい方にはお勧めです。文庫なのでお手頃。



・「キミとは致命的なズレがある」赤月カケヤ
 大賞をとった作品で、銀の帯と、表紙のイラストに惹かれて手に取って見ました。内容はサイコサスペンス? に分類されるのでしょうか。
 
昔の記憶がないことに悩む男子高生・海里克也のもとに、ある日、不幸の手紙が投げ込まれた。「わたしのことを見つけて下さい。でないとあなたは不幸になります」。その手紙は続いて海里のもとに投げ込まれるが、その一方、彼をある事件の犯人だと疑う、事件の被害者の父親である男にも追われ――。
 
あらすじはこんな感じです。すごく適当なので間違っていたらすみません。
 ここからはあくまでもわたしの感想です。
 面白そうかなと思ったのですが、うーん? な感じでした。昔に起きた事件が発端で、その事件解決に向かう形で展開していきます。その構成も文章もしっかりしていて、大賞に届くのも納得です。ただ、感情移入できる人物があまりいなかったので、相性が合わなかったのかなと思います。
 
人と人との間に相性があるように、本とも相性があると思うのですよ。あ、これ面白そう、と思えたら、それはその本と相性が合うってことで、逆にこれは面白くなさそう、と思ったらそれはその本とは相性が合わないということだと思うんです。わたしとこの本も相性が合わなかったということかと。
 さらっと読むのにはいいかと思います。



・「もう誘拐なんてしない」東川篤哉
 
この作者の本はもう全部読破したのですが、数があるので、まずは単独でも読めるこれを。
 
夏休みのバイトをしていた翔太郎(大学生)はある日、バイトの途中で女子高生が二人の男に絡まれているところに出くわし、彼女を助ける。その彼女からある事情を聞いた翔太郎は「お前を誘拐してやろうか?」と持ちかける。
 
いやー、これはもう笑えました。ここ一番の笑いを貰ったのはこの本だと断言できます。殺人事件やらやくざやら物騒な要素があるのですが、そんなものすらふっ飛ばすほどに笑いのスパイスがあちこちに散りばめられていて、もうこれギャグでいいんじゃね? と思ったくらいです。特に笑えたのは、翔太郎が最後の方で拉致されてある部屋に連れてかれたところで、部屋の住人が部屋の中にいる翔太郎を懲らしめようとして逆にあれなことになったところです。この場面は読みながらばんばんと床を叩いて笑いました。
 
ミステリーが好きだけど悲壮感のあるものはちょっと、という方にもそうでない方にもお勧め。



・「白戸修の狼狽」
 
これは母親が進めたので読んでみたものです。母によれば、「周りに振り回される可哀想な男の人の話」だそうで、非常にそそられたのは言うまでもないかと。
 
頼み事をされたら嫌とは言えない白戸修は、頼み事の先々でおかしな事件に遭う――という話で、特に彼にとって「中野」は鬼門と言っても過言ではないです。なぜかというと、彼が中野と名のつく場所に行けば、どういうわけか決まったかのように何かしらの事件に巻き込まれるからです。
 
白戸さんは頼みごとを断れない、その癖にお人好しでもある人ですが、巻き込まれた事件で幾らか鍛えられたらしい(?)頭脳で、もしかしたら、ということを助言して、それが事件解決に繋がっていきます。時には身体を張る羽目にもなりますが。彼の周りはやや強引な人が勢ぞろいしていて、こんな人達に囲まれていたら嫌だなぁと思いました。まあ、強引なだけの人達ではないですけれども。
 
前の話「白戸修の事件簿」は未読なので、早速他の本と注文しました。楽しみです。

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