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慣れない
2011.09.11
 実家で使っているPC(わたしの相方ではない方)に繋げているマウスの調子が悪かったので、先日、新しいマウスを買いに行きました。コードレスの奴です。家では猫を飼っているのですが、その猫がよくPC机に顔や身体をこすりつけて、そのせいでよくマウスのコードが引っ掛かって、危ないなあと思っていたので(首が絞まりそうになるから)。新しいマウスにしてからは調子も良くなったし、猫が危ないことになりそうなこともなくなったし、よかったと思うのですが、新しいマウスの中には、コードがないために電池を入れているので、重くて動かし辛いのがちょっと慣れません……。
 まあ、そのうち慣れるでしょう。
 
 今回は久し振りに読書状況いきます。結構量があるので、お時間のある時にどうぞ。
 
 

・「ONE PIECE 63」尾田栄一郎
 これを読んだ後であまぞんのレビューを見た時はびっくりしました。何しろ賛否両論が激しかったもので。色んな人が読むから、感想も色んなものがあるんでしょうが、しかしああまで激しく分かれるとは。でもそれくらい、この作品は読まれているんだろうなとも思います。
 話は、麦わら一行が魚人島に入って、色々と慌ただしくなるところから始まります。きな臭いことを企む悪党がいて、王宮にいる麦わら一行とぶつかっていたり、その理由を知る者が船長を待っていたり、過去が語られていたり、色々な人達の思惑がよく描かれています。
 ここで語られる回想には、航海士や海賊女帝に関わるふたりのものも含まれていて、そうか、そんな理由があったからあんな行動に出たんだな、という発見もありました。というか、ここまで話を練っているのってすごい……。他の人もおっしゃっていましたが、わたしも、尾田氏は天才だと思います。
 台詞の量や登場人物が多いですが、それだけに読み応えがあるとわたしは思っているので、読み応えのあるものが読みたいと思う方は是非。
 ちなみに、表紙カバーの裏の表紙にもちょっとした仕掛けというか、サプライズがあります。

 

・「赤髪の白雪姫 6」あきづき空太
 ドルフィンさんに教えて頂きました。有り難うございます。
 いやー、これは面白かった。何しろ、一巻であんなことを仕出かした人がまさかの活躍だもの。いい変化だと思います。
 タンバルンに客人として招かれた白雪。しかし彼女を攫おうとする不埒な動きが見られ、ゼンやその側近はそれを止めようとするが、それも空しく、白雪はタンバルンで攫われる。しかし、それには更なる悪党による企みも絡み――。
 といった話です。ややこしそうですが、要するに、お互いにいがみ合っている二つの集団の争いにヒロインが巻き込まれて、そのヒロインをヒーローが助けに行くというものです。でもって、いがみ合っている二つの集団のうち片方は国の毒となりつつあって、その毒を潰すために、国も動きます。
 ヒロインが無事助かりそうなところで終わっているので、次の巻が出るまでははらはらしなくて済みますが、わたしとしては、海賊がこっ酷い目に遭ってくれないかなとかなり本気で思っているので、それを次の巻に期待したいと思います。
 


・「デュラララ!×10」成田良悟
 いやー……これはもう、なんていえばいいのか……とにかく、次から次へと予測不能の展開の嵐で、読んでいてわたしもわけが分からなくなってきました。まさかあの人があんな目に遭うとは。まさかあの人があんなにぶっ飛んでいたとは。いやまあ、この人の書かれる登場人物は大抵がぶっ飛んでいる人ばかりなので、後者は大したことないかもしれませんが。
 これからも話がどこに向かっていくのか、ちゃんと収拾できるのか、目が離せません。その前に、わたしが話についていけるかどうかが問題ですが。個人的には入院されたあの人が無事に復活して欲しいです。
 予測不能の展開が読みたいという方にはおすすめかと。
 


・「六花の勇者」山形石雄
 「戦う司書」シリーズを書かれた人の新刊です。「戦う~」から結構時間があいたので、もしかしたらもう出ないのかな? とちょっとしょんぼりしていました。しかし、先日、買いたい本があって行きつけの本屋に行ったら、この本が出ていたので、即座に手に取りました(買いたい本はありませんでしたが)。
 闇の底から『魔神』が目覚める時、運命の神は六人の勇者を選び出し、世界を救う力を授ける。地上最強を自称する少年アドレットは、その六人、『六花の勇者』に選ばれ、魔神復活を阻止するため、戦いへ向かう。だが、約束の地に集った勇者は、なぜか七人いた。その直後、霧幻結界が作動し、七人全員が森に閉じ込められてしまう。七人のうち誰か一人が敵であることに気付いた勇者たちは疑心暗鬼に陥る。そして、その嫌疑が真っ先にかかったのはアドレットで――。(あらすじ引用しました)
 ぶっ飛んでいるといえば、この人の書かれる登場人物の多くもぶっ飛んでいます。この話に出てくる人達も例外ではありません。
 誰が七人目なのか、誰もが誰かに疑いの目を向ける雰囲気はミステリーに似ているかな。わたしは犯人が誰なのかという推理はあまり得意ではないので、これも七人目は誰なんだろうと思いながら読み進めました。ミステリーの読者としては失格かもしれません。
 登場人物もそれぞれが立っていて、話もテンポ良く進められていきます。あちこちにちりばめられている伏線が巧妙で、後になって伏線だったと分かって舌を巻きました。しかし、あの人が本当に本気で勇者を殺そうとしていた理由が分かった時はぞっとしました。それに、事が終わったと思えば、また厄介なことが起こりそうな終わりだったので、まだ続くかと思われます。
 どんな戦いになるのか、どんな終わりが待っているのか、これからも楽しみです。


 
・「首の姫と首なし騎士」睦月けい
 このタイトルですが、「おびとのひめとくびなしきし」と読みます。わたしも「くびのひめ」?と思って、もしや首から下がない姫という意味なのかしら、とぞっとしない想像をしました。そんな意味ではなくて、「おびと」と読んで首、意味は「統率者」だそうです(最初のページにそう書かれてありました)。
 大陸の中心、フォルモント国。建国の英雄ジョセフの孫、シャーロットは、本を愛するインドア派の末っ子姫。自分を飾らず、お見合いにも失敗ばかりの彼女は、父王から“首なし騎士”、アルベルト・ホースマンと狩りに行けと命じられる。戦乱の時代、数々の首級をあげたという彼は、まるで抜き身の刃。しかもシャーロットを次の王候補に選び、つきまとってきて――。(あらすじ引用しました)
 タイトルもそうですが、帯にある「平穏な日常は、壊される。――その男、アルベルト・ホースマンによって。」というアオリにも惹かれました。ただ、合わなかったらどうしようと思ったので、ちょっとだけ立ち読みして見て、文章が好みかどうかを確かめてみました。結果、好みに合いそうだと思ったのでレジに向かいました。ええ。
 最初の場面は血生臭いものなのですが、その後に続く話は最後まで読ませるものでした。文章や表現は、小説ではないのですが、「怖い絵」に少し似ていると思います。主人公であるシャーロットの、「私」視点で話が進められるのですが、それぞれの登場人物も「私」を通してちゃんと立っていて、どうしてそんな行動に出たのかという心理もしっかり書かれています。
 個人的には突っ込み精神が豊かなパトリック少年が素敵でした。王女が相手でも突っ込みを入れるあの素晴らしい突っ込み精神はこれからも是非磨いてほしいです。
 このような少女小説(というのかな?)は久し振りに読んだのですが、これは面白かったので、来年の一月に出る続巻も楽しみにします。
 


・「踊るジョーカー」北山猛邦
 類稀な推理力を持つ友人の音野順のため、推理作家の白瀬白夜は仕事場の一角に探偵事務所を開設する。しかし当の音野は放っておくと暗いところへ暗いところへと逃げ込んでしまう、世界一気弱な名探偵だった。依頼人から持ち込まれた事件を解決するため、音野は白瀬に無理矢理引っ張りだされ、恐る恐る事件現場に向かう。(あらすじ引用しました)
 これも「世界一気弱な名探偵、恐る恐る謎解きに挑む。」という帯のアオリにつられて買ったものです。確かに気弱な探偵が出てきて、その友人である作家が彼を引っ張る形で、事件を解いていく――という形で話が進められています。
 事件が起こるので、物騒な要素もありますが、登場人物がみんな、何と言うか、憎めないような性格なので、全体的にはほのぼのとした雰囲気が漂っているように感じられました。特に、最後の「私は喜んで尻尾を~」という場面に笑えました。
 これもシリーズになりそうなので、次巻を楽しみに待つことにします。
 


・「天使たちの課外活動」茅田砂胡
 リィとシェラは進級して、中等部の二年生になった。二人とも去年に比べて背も伸びたしリィは髪も少し長くなったし、ちょっぴり大人びたのである。「十四歳になったら課外活動を始められるんだよ。いい機会だから何か一緒にできないかなと思って」とルウが言い出した。それはいい考えだとリィとシェラも思ったものの、二人は戸惑った顔を見合わせた。何をやればいいのか分からなかったからだ。どうやったってその存在だけで目立つのに、「一般市民」を目指して果敢に努力する金銀黒天使が始めることとは?(あらすじ引用しました)
 茅田氏のこれまでのシリーズのキャラが出てきますが、新しいキャラも出てきて、その人と一緒にあれこれ頑張る話です。この話では、その新しいキャラが面倒事に巻き込まれて、その面倒事に金銀天使も巻き込まれたために、一緒に解決していくものになっています。
 新しいキャラも味があるというかなんというか、一筋縄ではいかなそうな人物です。彼の生まれた星には、ある戒律があって、彼はその戒律を破らされそうな目に遭いますが、その危機を金銀天使が助けて、それを機に彼らは一緒に課外活動を始めることになります。これからは彼らの活躍が見られそうですが、今度の新作は「もものき事務所」だそうで、その次になりそうです。
 「もものき事務所」はシリーズにならないかと思っていたので、楽しみが増えました。ヒャッホウ。
 


・「妖精姫と灰色狼」あやめゆう
 伝説の妖精の血を引く王家が統治する美しき妖精郷スシォルロント。裏町にくすぶる灰色狼《ガウス》はある日、妖精姫リエルの危機を知らされる。突然の襲撃に引き裂かれて五年、幼い日の二人の誓いのために戦い続ける姫のために灰色狼は駆ける――。(あらすじ引用しました)
 特別賞を受賞された作品で、面白そうだと思って買ったものです。
 登場人物もそれぞれ立っていますし、話も魅力的でまとまっていますが、ただ、どうしてそんな行動に出たのか、この時はどんな気持だったのか、肝心の理由や心理が書かれていないところもあって、少しばかり物足りなく感じました。文字数制限もあったのかもしれませんが、それらを加えればもっと魅力的な物語になっていたと思います。
 最後の二枚の挿絵は印象的でした。
 


・「雷獅子の守り」尾白未果
 神槌之国《かんづちのくに》は隣国・薙古《なぎふる》の甘言に騙され、守護獣たる雷獅子《らいじし》を失い、国の実権を奪われてしまう。その長年の支配に抗し神槌の民が立ち上がろうとした直後、神槌の少年・緋乃人《ひのと》は戦場に紛れ込んできた少女を見つけ助け出した――。(あらすじ引用しました)
 こちらも上の作品と同様に特別賞を受賞された作品です。
 最初はややこしい説明がありますが、それぞれの登場人物の思惑や心理もしっかり書かれていて、ぐいぐい引き込まれました。特に少女のひたむきな性格が微笑ましいです。最後に明かされる真相にはちょっと感動しました。そうか、あの人は何も私利私欲であんなことをしたわけじゃないんだと思って、安心しました。寧ろ大事な人を守るためにしたことで、だから最悪のことにならなくてよかったです。心温まるお話です。
 挿絵は深遊氏ですが、章の終わりに小さなイラストがあって、シリアスな話なのにそれを見たら笑わされました。どんなにシリアスでも笑いに変える深遊氏の絵の力はすごいと思います。
 三部作になるそうで、続巻も楽しみに待とうと思います(冬に刊行予定だそうです)。
 


・「北の舞姫」須賀しのぶ
 これは「芙蓉千里」の続編にあたります。続編が出るとは知っていたのですが、いつに出るのかは分かりませんでした。ので、本屋で見つけた時は迷わず手に取りました。忘れかけた頃にとはよく言ったものですね。
 芸子を目指す少女・フミは、初恋の人と一緒に行くことを諦め、自分を望む人と一緒に満州に渡る。満州で生活するフミはしかし、次第に不調を感じつつあり、その打開策を探るが――という内容になっています。
 前巻も読み始めたら最後まで目が離せませんでしたが、この巻もそうで、一体どうなるのかと、はらはらしながら読みました。フミのしたたかさと、狂おしいほどに誰かを求める想いがすごくよく伝わってくる話で、書店員が絶賛するのも納得できます。
 最後はあの人と再会できるところで終わっていて、でもあの人も黙っていられないようで、これからどうなるのか、ますます目が離せません。ああ早く続きが読みたい。
 したたかな人の話を読みたい方にはお勧めです。

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